Odyssey/Odyssey: Greatest Hits
ニューヨーク・シティ出身のボーカル・トリオ、Odysseyは1977年から活動するディスコ・ソウルグループで、「Native New Yorker」(1977年)、「Use It Up and Wear It Out」(1980年)、「Going Back to My Roots」(1981年)というディスコ・ヒットで知られています。
本コンピレーションには5枚のトップ10ヒットを含む全17曲が収録されており、クラシックなディスコ時代のグループの代表曲をすべて網羅した決定版ベスト盤です。アマゾンの編集レビューは本作を「カリビアンな雰囲気を持つ素晴らしいソフト・ディスコ・バンドの包括的な概観」と評しており、「Native New Yorker」のミリオンセラー・ヒットを筆頭に、バンドの全盛期の輝きが余すところなく詰まっています。
ジャンルと音楽性
ディスコとソウルを核に据えながら、カリブ海的なエキゾチシズムと都会のニューヨーク的な哀愁が独自のブレンドを生み出すサウンドが本作の持ち味です。1977年から1982年にかけてトップ10ヒットを連発したOdysseyのサウンドは、豊かなハーモニー・ボーカルと洗練されたアレンジを特徴としており、時代を超えた普遍的な魅力を放っています。プロデューサーにサンディ・リンザー、スティーヴ・タイレル、ジミー・ダグラスといった一流の人材を揃えたことで、各楽曲が独自の輝きを持ちながらも一枚のアルバムとして統一感のある仕上がりになっています。

Odyssey/Odyssey: Greatest Hits
おすすめのトラック
- Native New Yorker
ミリオンセラーを記録した、Odysseyの名を世界に知らしめたシグネチャー・ソングです。
チャーリー・カレロのオーケストラ・アレンジが生み出す壮大なサウンドと、ニューヨークで生きる女性の孤独と誇りを描いた歌詞が絶妙に融合した、70年代ディスコ史を代表する不滅の名曲です。5分34秒のフル・ヴァージョンで収録されており、イントロから最後まで一秒も飽きさせません。 - Use It Up and Wear It Out
イギリス、オーストラリアをはじめ各国でチャート上位を記録したOdysseyの代表的なヒット曲のひとつです。
「使い果たして着古せ」というタイトルが示す力強いメッセージと、グルーヴィーなファンクのビートが融合したこのトラックは、ディスコからニュー・ウェーブへの過渡期に生まれた、時代の空気を完璧に捉えた一曲です。 - Going Back to My Roots
Odysseyの代表的なディスコ・ヒットのひとつとして広く知られる楽曲です。
スティーヴ・タイレルがプロデュースしたこの5分29秒の大作は、カリビアンなリズムとソウルフルなボーカルが絡み合う、このグループの音楽的ルーツへの愛を最も純粋に体現した傑作です。ジョン・モラレスとセルジオ・ムンジバイによるブルックリン・クラブ・ミックスも本作に収録されており、クラブ・ミュージックとしての完成度をさらに高めています。 - Inside Out
ジミー・ダグラスがプロデュースしたジェシー・レイ作曲の楽曲で、本作収録曲の中で最長の6分20秒を誇る一曲です。
「外側から内側へ」というタイトルが示す通り、感情の深みと解放感が同居するこのトラックは、Odysseyのボーカル・ハーモニーが最も豊かに展開する一曲で、じっくりとグルーヴを楽しみたい時間帯に最高の輝きを放ちます。
アルバム総評
「70年代と80年代初頭の最も人気のあるグループのひとつからの決定的なコレクション――ソウル、ファンク、ディスコの究極の一枚」というバックカバーの言葉通り、本作はOdysseyの全盛期を完璧に網羅したベスト盤です。ディスコ全盛期のきらびやかさと都会的な哀愁、そしてカリビアンなエキゾチシズムが渾然一体となったサウンドは、40年以上が経過した今も少しも色褪せることなく輝いています。ソウル・ディスコを愛するすべての人に届けたい必聴の一枚です。
🎵Use It Up and Wear It Out (12″ Single Edit)


