Rockabilly/Psychobilly

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ロカビリーの狂熱とパンクの牙が衝突する瞬間を聴き逃すな!ストレッサーの『Burn Out』は、凶暴なビート、怪しげなスラップベース、そして火花を散らすギターが、疾走感と共に“燃え尽きる”感覚を全身に刻み込む

ドイツのサイコビリー・シーンを牽引するStressorが放つ2005年のアルバム『Burn Out』は、荒々しいエネルギーとキャッチーなリフが渦巻く強力な作品だ。クラシックなロカビリーを下敷きにしながら、パンクの攻撃性とサイコビリー特有のダークなユーモアが融合。タイトル通り、全速力で燃え尽きるようなテンションが全編に漂っている。
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ポールキャッツの『Nine』は、時代を超えてロカビリーの鼓動を鳴らし続けるレジェンドが、円熟と遊び心を詰め込んだ一枚で帰ってきた!80sの熱狂を現代の空気で再構築し、懐かしさと革新性を見事にブレンド

ネオロカビリー界の重鎮、Polecatsが放つスタジオ・アルバム『Nine』は、彼らのキャリアの集大成であり、今なお衰えないエネルギーと進化を感じさせる快作だ。1980年代初頭に登場し、伝統的ロカビリーをポップなセンスとパンク的衝動で再構築してきた彼らが、約40年の時を経てなお、瑞々しく刺激的なサウンドを鳴らしている。『Nine』はその名の通り9作目のアルバムでありながら、まるでデビュー作のようなフレッシュな魅力に満ちている。
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地獄から這い出たサイコビリーの始祖メテオスの『Bastard Sons of a Rock’n’Roll Devil』!狂気とユーモアとロックンロールをミックスした強烈な一枚で、あなたの魂を燃え上がらせる

サイコビリーの元祖にして永遠の異端児、The Meteorsが2004年に放ったアルバム『Bastard Sons of a Rock'n'Roll Devil』は、そのタイトルからして只者ではない迫力を放っています。暴走するスラップベース、ガレージ感むき出しのギターリフ、そしてポール・フィーネンの不敵なボーカル。聴く者を悪魔のロカビリーパーティへと誘うこの一枚は、サイコビリーというジャンルの自由さと狂気を再確認させてくれるアルバムです。
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狂気とロカビリーが出会ったとき、サイコビリーの伝説が始まった――マッド・シンの原点『Amphigory』は、荒削りな衝動とホラー美学が火花を散らす、反骨と熱狂のロックンロール黙示録!

ドイツ発のサイコビリー巨人、Mad Sinの初期衝動がそのままパッケージングされた1988年作『Amphigory』は、アンダーグラウンドの火種として今も多くのファンに語り継がれる怪作だ。粗削りながらもエネルギッシュなパフォーマンス、パンクの攻撃性とロカビリーの弾むようなビートを融合させたスタイルは、サイコビリーというジャンルの自由さと混沌を象徴している。
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ロング・トール・テキサンズが放つ『Headless』は、サイコビリーの型をぶち壊しながら、ユーモアとスピードとパンキッシュな美学を詰め込んだ、まさに“音のアミューズメントパーク”。不条理でキャッチーな世界観に巻き込まれていく!

長年にわたりUKサイコビリー/ネオロカ・シーンの異端児として名を馳せてきたThe Long Tall Texans(ロング・トール・テキサンズ)。その中でも2017年にリリースされた『Headless』は、彼らの勢いと実験性が程よく融合した快作である。本作は、彼らの真骨頂ともいえるコミカルさとワイルドな演奏力、そして不気味な世界観が一体となった、聴き応え満点のアルバムだ。
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グアナバッツの『Best of the Guana Batz』は、サイコビリー黎明期からシーンの最前線を駆け抜けた彼らの軌跡を濃縮した決定盤!ロンドンのストリートが生んだ熱狂を、今ふたたび!

1980年代初頭のUKサイコビリームーブメントを語るうえで欠かせない存在、それがGuana Batz。彼らの名曲を一挙に詰め込んだコンピレーション・アルバム『Best of the Guana Batz』は、荒々しさとキャッチーさを併せ持つサイコビリーの真髄を詰め込んだ決定盤だ。本作は、バンドの代表的なトラックを一望できるのみならず、ジャンルの魅力を凝縮したようなサウンドで、初めて聴く人にもベストな入口となる。
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フランティック・フリントストーンズの『Champagne 4 All』は、ダーティなベースラインと跳ねるスラップ、破天荒なユーモアと疾走するビートが、ロカビリー・パンクの限界を笑い飛ばす

1980年代後半から活動を続けるUKサイコビリー界の異端児、Frantic Flintstones(フランティック・フリントストーンズ)。彼らのアルバム『Champagne 4 All』は、ロカビリーの火花とパンクの爆発力を織り交ぜた、豪快でいてどこかユーモラスな一枚。全体を通して、酒場の喧騒や人生の皮肉がテーマになっており、聴き手を強引に“騒ぎ”の中心へと引き込む。
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バットモービルの『Amazons From Outer Space』は、グリースまみれのギターリフと暴走ビートで銀河を翔ける!50’sホラーと80’sエナジーが融合したこの一枚は、地球外からロックンロールの本能を呼び覚ます!

オランダ出身のサイコビリー・トリオ、Batmobile(バットモービル)が1989年にリリースしたアルバム『Amazons From Outer Space』は、ロカビリーの熱狂とパンクの爆発力、そしてサイコビリー特有のB級SF的ユーモアを融合させた快作。スラップベースが跳ね、ギターが火を噴き、ボーカルはどこまでも奔放。タイトル通り、宇宙からやってきたアマゾネスたちが音で襲いかかってくるような、疾走感と異世界感に満ちた一枚だ。
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クリフ・リチャード&シャドウズの『The Early Years』は、1950年代末から60年代初頭、イギリスの若者たちがアメリカに憧れ、エレキギターが時代の鼓動となった瞬間!ブリティッシュ・ロック黎明期の貴重な記録をこの1枚で

ロックンロールがイギリスで目を覚ました――そんな瞬間を閉じ込めたのが、Cliff Richard & The Shadowsの初期音源を集めたコンピレーションアルバム『The Early Years』だ。1958年の「Move It」で鮮烈なデビューを飾った彼らは、アメリカ発祥のロックンロールをイギリス流に昇華し、後のブリティッシュ・インヴェイジョンに大きな影響を与えた存在でもある。本作は、そんな黎明期の熱量を存分に体感できる貴重な一枚となっている。
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ロカビリーの跳ねるビートにパンクの凶暴性、そこへサイコホラーな世界観をまぶしたトールボーイズの『Funtime』。カルト的サウンドが暴れまわるこの一枚は、サイコビリーの本質を体現した異端の名盤だ

ガレージパンク、ロカビリー、ホラーのエッセンスが火花を散らすように混ざり合い、聴く者を暗黒サーカスのような世界へ引き込む本作。派手な技巧ではなく、突き刺すような衝動と不穏なエネルギーこそがこのアルバムの真髄だ。The DamnedやThe Meteorsを追っていた耳にも、思わずうなる“汚れた快楽”がここにある。
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