Blur

Rock/Alternative

ブラーが放った衝撃の第一歩『Leisure』!若さと実験精神が同居するこの一枚は、まだ完成していないからこそ眩しく、時代の空気をそのままパッケージした“blurという現象”の原点を体感できる作品だ

1991年にリリースされたblurのデビューアルバム『Leisure』は、イギリスのロックシーンに新たな潮流を示した作品です。当時はまだ「ブリットポップ」という言葉が一般的になる前で、シューゲイザーやマッドチェスターの余韻を強く感じさせるサウンドを基盤にしながらも、のちのブラーらしいアイロニーやポップセンスがすでに芽生えているのが特徴的です。アルバム全体からは、当時のUKインディシーンの多様な影響を取り込みつつ、まだ発展途上ながらも確固とした個性を打ち出そうとするバンドの姿勢が浮かび上がります。
Rock/Alternative

Blurが90年代の音楽シーンを大胆に塗り替えた、挑戦と革新に満ちたセルフタイトル・アルバム『Blur』。ブリットポップのアイコンからオルタナティブロックの先駆者へ

1997年にリリースされたブラーのセルフタイトル・アルバム『Blur』は、それまでのブリットポップの枠を超え、オルタナティブ・ロックへと踏み出した重要な作品だ。前作『The Great Escape』(1995年)までの洗練されたメロディと皮肉の効いた歌詞とは異なり、このアルバムではより荒削りで実験的なサウンドが展開される。ブリットポップ・ムーブメントが終焉へ向かう中で、Blurが自らの音楽性を大胆に変化させた、まさにターニングポイントとなる作品と言える。
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