Rock/Alternative シャダー・トゥー・シンクの『Pony Express Record』は、変態的なリズムの迷宮で、オペラティックなファルセットが狂おしく響く!ポップとアヴァンギャルドの境界を破壊した、ポスト・ハードコアの頂点にして異端児が放った90年代ロックの最重要問題作
1995年にEpic Recordsからリリースされた『Pony Express Record』は、ポスト・ハードコアの異端児Shudder To Thinkが到達した、演劇的で壮大なアート・ロックの境地を示す作品です。前作『Chocolate』で確立した複雑な変拍子とポップセンスの融合をさらに推し進め、ボーカルのクレイグ・ウェドレンが持つオペラティックなファルセットとドラマチックな編曲が全面に押し出されています。彼らのキャリアにおいて最も野心的で、ジャンルの枠を超越した問題作として位置づけられています。
