Rock/Alternative

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Jack Ruby(ジャック・ルビー)『Hit and Run』― 1973年から1977年に断続的に録音された音源を集めた本作は、ノー・ウェーブの種を最初に蒔いた男たちの生々しい実験の記録であり、プロトパンク史上最も重要な「未完の傑作」がここにあります

1973年から1977年にかけてニューヨークで断続的に録音・ライブ活動を行ったアート・スクロンク・バンド、Jack Rubyの包括的なアンソロジー『Hit and Run』は、2014年4月28日にセント・セシリア・ノウズよりリリースされました。2枚組のこのセットは、1970年代半ばのニューヨークの必聴アート・スクロンクバンドに正当な評価を与えるものであり、ライナーノーツにはオーラル・ヒストリーも収録されています。バンドのプロトパンクな攻撃性はサージュ・シンセサイザーを限定的なバーストで使用しており、コーエンはカル・アーツで電子音楽の学部クラスを教え、サージュ・モジュラー・シンセサイザー・システムの構築を助けるほどの人物でした。ボーカルのロビン・ホール、ギター兼ベースのクリス・グレイ、シンセサイザーのランディ・コーエン、エレクトリック・ヴィオラのボリスという布陣で録音された本作は、スタジオ・デモ、リハーサル・パフォーマンス、ランダムな実験が収集されており、記憶に残るほどワイルドでありながら、楽しめる内容となっています。
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I Am the Avalanche(アイ・アム・ザ・アバランチ)『THE HORROR SHOW』― 「究極の喪失を経験すると、細胞レベルで変わってしまう」と語るヴィニー・カルアナが、親友の突然の死を胸に書き上げた22年目の最高傑作

ニューヨーク拠点のバンド、I Am the Avalancheの5thスタジオアルバム『THE HORROR SHOW』は、2026年4月10日にイコール・ヴィジョン・レコードよりリリースされました。6年ぶりのフルアルバムとなる本作は、フロントマンのヴィニー・カルアナの深い個人的な喪失の中で書かれた作品で、「歌詞の約75%は親友が突然かつ予期せぬ形で亡くなった後に書かれた」とカルアナ自身が語っています。ドラマーのブレット・ロムネスがプロデュース・エンジニア・ミックスを担当し、ニュージャージー州レイク・ホパトコングの湖畔に建つ19世紀の教会を改築したバーバーショップ・スタジオで、10回にわたるセッション(1日のものもあれば1週間に及ぶものも)を経て完成した本作は、バンド史上最もテクスチャー豊かで広がりのあるアルバムとなっています。
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Gorillaz(ゴリラズ)『The Fall』― 荒削りで霞がかかったサウンドスケープは、ツアーバスの車窓から流れる景色のように、美しく儚く、そして深く心に刻まれる

イギリスのバーチャルバンド、GorillazのフロントマンであるデイモンとJamie Hewlettによる4thスタジオアルバム『The Fall』は、2010年12月25日にGorillazのサブ・ディビジョン・ファンクラブ会員向けに無料配信され、2011年4月19日にパーロフォン(英国)とヴァージン・レコード(米国)よりフィジカル版がリリースされました。アルバム全編がデイモン・アルバーンのiPadで録音・ミックスされており、2010年秋のGorillazの「エスケープ・トゥ・プラスティック・ビーチ・ツアー」のアメリカ公演期間中、モントリオールからバンクーバーまでの32日間で制作されました。各楽曲はほぼ1日で書かれ、後からオーバーダブを加えることもなく、アルバーン自身が「アメリカでの体験の一種の日記」と表現したこの作品には、ボビー・ウォマック、ザ・クラッシュのミック・ジョーンズとポール・シムノンらがゲスト参加しています。
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Earth Tongue(アース・タング)『Floating Being』― ニュージーランドの二人組がメルボルンの友人のガレージで8トラックのリール・トゥ・リールに叩き込んだ、サイケデリア、プログ、フズのカオスな30分間

ニュージーランド・ウェリントン出身のサイケロック・デュオ、Earth Tongueのデビューアルバム『Floating Being』は、2019年6月21日にブリストル拠点のインディペンデント・レーベル、ストレン・ボディ・レコードよりリリースされました。ギタリストのグッシー・ラーキンとドラマーのエズラ・サイモンズの二人からなる本バンドは、2016年のウェリントンでのギグ活動を経て、オーストラリアとヨーロッパのツアー中にアルバムを書き上げ、メルボルンの友人のガレージで古い8トラック・タスカム・リール・トゥ・リールにドラムを録音するというアナログ録音にこだわりました。全9曲・30分6秒という構成を持つ本作は、ライブで演奏し続けてきた楽曲の生々しいエネルギーをそのまま封じ込めた一枚です。
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A Certain Ratio(ア・サートゥン・レシオ)『Sextet』―ファクトリー・レコードが生んだ最も「踊れる」傑作にして、「ファクトリーのスタブルから生まれた最高のアルバム」と今なお称賛され続ける、1982年最大の隠れた傑作がここにあります

イングランドのポストパンクバンド、A Certain Ratioの3rdスタジオアルバム『Sextet』は、1982年1月にファクトリー・レコードよりリリースされました。チードル・ハルムのレヴォリューション・スタジオで録音された本作は、バンドが新しいサウンドを求めたことにより、それまでの2作を手がけてきたマーティン・ハネットをプロデューサーから外し、バンド自身のセルフ・プロデュースで完成させた初めての作品です。UK・インディペンデント・アルバム・チャートで11週間ランクインし、最高1位を記録した本作は、ピッチフォークで8.1点、スタイラス・マガジンでエー・マイナス、アンカットで5点満点中4点という高評価を獲得しています。
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Cam Kahin(キャム・カヒン)『CHUG』―ハードコア、エモ、ポップパンクが渾然一体となったデビュー盤は、2026年カナダ・インディシーン最大の衝撃作です

23歳のトロント出身オルタナティブ・アーティスト、キャム・カヒンのデビューアルバム『CHUG』は、2026年1月23日にダイン・アローン・レコードよりリリースされました。キャム・カヒンはオンタリオ州ダンヴィルという人口わずか6000人の小さなコミュニティで育ち、常にアウトサイダーとして生きてきました。音楽ヴェニューはなく、存在していたアートは彼のためのものではありませんでした。本作では「もし故郷を離れていなかったら自分はどうなっていたか」という仮想の自分を通して故郷を再訪し、孤独から生まれ、コラボレーションによって鍛え上げられた、「まさに前進すること、どんな状況でも全力で、止まらずに進み続けること」というコンセプトを全10曲・31分29秒に凝縮しています。
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ザ・ブリッジ・シティ・シナーズ『Bridge City Sinners』― フォーク、ジャズ、パンク、ブルーグラスが禁酒法時代の酒場でごった煮になった、DIY精神むき出しの2016年傑作デビュー盤がここにあります

オレゴン州ポートランドで2016年に結成されたバンド、ザ・ブリッジ・シティ・シナーズのセルフタイトルのデビューアルバムは、誠実さと皮肉の間を絶妙に行き来する一枚として、フォークパンクシーンに鮮烈な印象を残しました。リード・シンガー兼バンジョレレ奏者のリビー「ラックス」・バーソリー、シンガー兼クラリネット奏者のライアン・ダフ、レゾネーター・ギタリストのマイケル「シナー」・フレチャ、アップライト・ベースのスコット・ミショー、ウォッシュボード奏者のアマンダ・ジェンキンスという個性豊かな5人が揃い、路上でのバスキングから出発したバンドが初めて音源として残した記念碑的な一枚です。
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バー・イタリア『Some Like It Hot』― ポストパンク、シューゲイザー、サイケデリア、フォークポップが溶け合う、2025年インディロックシーンで最も熱く、最も映画的な一枚がここにあります

ロンドンを拠点に活動するアートポップ・トリオ、バー・イタリアの5thアルバム『Some Like It Hot』が、2025年10月17日にマタドール・レコードよりリリースされました。ニーナ・クリスタンテ、ジェズミ・タリク・フェフミ、サム・フェントンの三人からなる本バンドは、5年間で5枚のアルバムをリリースするという驚異的なペースで創作を続けてきました。1959年の映画「お熱いのがお好き」からタイトルを借りた本作は、ロマンス、陰謀、自己発見、そして恍惚が脈打つ、ラストフルなロッカー、呪文のようなフォークポップ、パンチドランクなバラードで彩られた充実の12曲です。
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アークティック・モンキーズ『Humbug』― シェフィールドの俊英たちがジョシュ・オームとともにジョシュア・ツリーの砂漠へ消え、持ち帰ったのはインディロックの名声ではなく、サイケデリックな闇と砂埃の匂いだった

イングランド、シェフィールド出身のロックバンド、アークティック・モンキーズの3rdスタジオアルバム『Humbug』は、2009年8月19日にドミノ・レコーディング・カンパニーよりリリースされました。クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・オームとジェームズ・フォードが共同プロデュースを担当し、カリフォルニア州バーバンクのピンク・ダック・スタジオ、ジョシュア・ツリーのランチョ・デ・ラ・ルナ、ニューヨーク市のミッション・サウンドで録音されました。デビュー作『Whatever People Say I Am, That's What I'm Not』の超高速インディロックから一転、砂漠のサイケデリアへと大胆に舵を切った本作は、当初賛否を巻き起こしながらも、時を経るごとにその評価を高めてきた問題作にして傑作です。
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ザ・アカデミー・イズ…『Almost Here』― フォール・アウト・ボーイと同じ匂いを持ちながら、より甘く、より切なく、より真っ直ぐ。2005年のシカゴから届いた32分57秒の青春が、あなたの胸に今もう一度刺さります

シカゴ出身のポップパンクバンド、ザ・アカデミー・イズ…のデビュースタジオアルバム『Almost Here』は、2005年2月8日にフュールド・バイ・ラーメンよりリリースされました。フロリダ州セント・クラウドのウィズナー・プロダクションズで録音され、プロデューサーはジェイムズ・ポール・ウィズナーが担当しています。フォール・アウト・ボーイ、サムシング・コーポレート、アーマー・フォー・スリープといった同時代のバンドとのツアーを経て世に送り出された本作は、全10曲・32分というコンパクトな構成ながら、2000年代初頭のエモ・ポップパンクシーンを代表する一枚として今なお根強い人気を誇っています。
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