Debris

Punk/SkaPunk/Garage

調和を拒み、秩序を壊し、言葉すらノイズに変える!デブリスが描いた『Static Disposal』は、誰にも理解されなかった時代にこそ鳴るべきだった、破壊と自由のアンセムである

1970年代アメリカのオクラホマから突如現れたバンドDebris。彼らの唯一のアルバム『Static Disposal』は、パンクの胎動とノイズの混沌を封じ込めた、“先駆けすぎた前衛”の記録だ。発表当時(1976年)は無視され、幻と化した本作だが、80年代以降のノイズ、ポストパンク、インダストリアルに多大な影響を与えたとされ、今や“パンク以前のパンク”と呼ばれるカルト作として再評価されている。混乱、皮肉、非構造の美学——『Static Disposal』は、どこまでも歪でありながら、どこか崇高なまでに自由だ。
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