
80年代ニューウェイヴのただ中で誕生した、シンセポップという枠を越えたアートロックとしての到達点!オーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダークの『Architecture & Morality』は、静謐でありながら心の奥底を揺さぶる“建築された感情”の結晶だ
1981年にリリースされたOrchestral Manoeuvres in the Dark(OMD)の3rdアルバム『Architecture & Morality』は、シンセポップというジャンルの枠を越え、芸術的実験性とポップ・センスを両立させた、彼らの代表作とも言える名盤だ。教会音楽のような神聖さと、冷ややかな電子音が絶妙に混ざり合い、80年代のニュー・ウェイヴシーンにおいて異彩を放ったアルバムである。