Rock/Alternative

ルーターズの『Let’s Go! With the Routers』は、“Go! Go!”の歓声とともに、ギターとブラスが弾ける爽快なインスト・ロックの嵐!1960年代初頭の青春とエネルギーが詰まったこの一枚は、時代を超えたパワーを今も放ち続ける!

1960年代初頭のアメリカン・ロックンロールを語る上で欠かせない、爽快なインスト・バンドThe Routers。彼らのデビューアルバム『Let's Go! With the Routers』(1963年)は、その名の通り、勢いと活気に満ちたダンスフロア仕様の1枚です。フットボール場やダイナーで鳴り響きそうな「Go! Go!」という掛け声と、明快でエネルギッシュな演奏は、アーリー60sのティーン・カルチャーを象徴しています。
Rockabilly/Psychobilly

クリフ・リチャード&シャドウズの『The Early Years』は、1950年代末から60年代初頭、イギリスの若者たちがアメリカに憧れ、エレキギターが時代の鼓動となった瞬間!ブリティッシュ・ロック黎明期の貴重な記録をこの1枚で

ロックンロールがイギリスで目を覚ました――そんな瞬間を閉じ込めたのが、Cliff Richard & The Shadowsの初期音源を集めたコンピレーションアルバム『The Early Years』だ。1958年の「Move It」で鮮烈なデビューを飾った彼らは、アメリカ発祥のロックンロールをイギリス流に昇華し、後のブリティッシュ・インヴェイジョンに大きな影響を与えた存在でもある。本作は、そんな黎明期の熱量を存分に体感できる貴重な一枚となっている。
Pop/Soul/Jazz

レスリー・ゴーアが透明感あふれる歌声で描き出す“混乱したハート”の物語。『Lesley Gore Sings of Mixed-Up Hearts』は、60年代ガール・ポップの輝きを詰め込んだ、胸がキュッと締めつけられるようなノスタルジックな名盤

1960年代アメリカのティーン・ポップシーンにおいて、Lesley Goreは数少ない女性シンガーとして強い存在感を放った。デビューから間もない彼女がリリースしたこの『Lesley Gore Sings of Mixed-Up Hearts』は、10代の少女の感情の揺れ動きを、キャッチーで切ないメロディにのせて描いた珠玉のコンセプト・アルバムだ。シンプルながらも胸に刺さる歌詞と、ポップス黄金期ならではのプロダクションが、今なお新鮮に響く。
Punk/SkaPunk/Garage

ブラック・アイド・バーミリオンが奏でるのは、堕天使の祈りにも似たブルースパンクの福音!『Hymns for Heretics』は、聴く者の心を焼き尽くすようなエモーションが鳴り響く、荒野のロマンと破滅の詩

アメリカ南部の埃っぽい空気と闇をまとった音が炸裂する、Black Eyed Vermillionの『Hymns for Heretics』は、ただのロックでもカントリーでもない。アウトロー精神と哀愁、そして火薬の匂いが染み付いたブルースパンクの傑作だ。フロントマン、ゲイリー・リン・フロイドの荒削りな歌声が魂に火を点け、破壊的なビートと共に駆け抜けるこの一枚は、信仰と背徳のはざまで叫ぶような“異端者の讃美歌”だ。
Rock/Alternative

ブライアン・イーノが放った衝撃のソロデビュー作『Here Come the Warm Jets』!予測不能な展開、美しく歪んだメロディ、奇抜な構成――その全てが、70年代ロック史に残る異彩の傑作として聴き手を惹きつける

ブライアン・イーノの1973年ソロ・デビュー作『Here Come the Warm Jets』は、グラムロックとアヴァンギャルドの間を行き交う異端の名盤。Roxy Music脱退後に放たれたこの作品は、ポップの形式を借りながらも、徹底的にねじ曲げられた音像でリスナーを混乱と魅了の渦に引き込む。カオスと美、ユーモアと緊張が同居する音の実験室として、今なお多くのアーティストに影響を与えている。
Rock/Alternative

イギー・ポップの『Lust For Life』は、ただのロックではない!自堕落な快楽も、暴力的な現実も、孤独も、生きる衝動もすべて引き受けて鳴り響く、時代を超えて心を打ち抜くロックの衝動だ!

パンクのゴッドファーザー、Iggy Popが1977年にリリースしたソロ2作目『Lust For Life』は、混沌とエネルギー、そして意外なポップさを融合させた名盤です。前作『The Idiot』と同様、盟友David Bowieとの共同作業によって生まれたこのアルバムは、ただのパンクロックにとどまらず、ジャンルの境界を軽やかに飛び越える野心作。生々しいヴォーカルとシンプルながら骨太なサウンドは、40年以上経った今も色褪せることなく、聴く者に強烈なインパクトを与えます。
Pop/Soul/Jazz

アイリーン・キャラの『What a Feelin’』は、煌めく80年代サウンドと情熱的なボーカルが融合した傑作!ダンスフロアと青春映画の記憶がよみがえる、心躍るエネルギー満載のポップアルバムです

1983年にリリースされたIrene Caraの『What a Feelin'』は、ディスコとポップスの熱気が交錯する80年代の空気を濃縮したような一枚。大ヒット映画『Flashdance』の主題歌として世界中に響き渡ったタイトル曲を筆頭に、煌びやかで感情豊かなサウンドが満載。Caraの伸びやかでソウルフルなボーカルは、当時の女性シンガーの中でも際立った存在感を放ち、アルバム全体にポジティブなエネルギーを注ぎ込んでいる。
Reggae/Ska

ギャングスタ・スタイルの真骨頂を今こそ再体験せよ──マッド・コブラの『Mad Cobra: 90’s Dancehall』は、90年代ジャマイカのリアルな空気感と、ストリートの激情をそのまま封じ込めたダンスホール・クラシック

ジャマイカ発のダンスホール・シーンを90年代に牽引した存在、Mad Cobra(マッド・コブラ)。彼の名を冠したこのコンピレーション『Mad Cobra: 90's Dancehall』は、その絶頂期のエネルギーと過激なスタイル、そしてストリートから放たれるリアルな感情を凝縮した一枚だ。90年代初頭〜中盤にかけての傑作を中心に構成され、時代の空気感やサウンドプロダクション、リリックの攻撃性が一気に味わえる。
House/Electronic

爆発的なビートとサイケデリックな音像が織りなす、ケミカル・ブラザーズの『Come With Us』は、クラブサウンドの極致を提示しながら、リスナーを音の宇宙へと誘う!唯一無二の音楽体験が、今ここに広がる

2002年にリリースされたThe Chemical Brothersの4作目『Come With Us』は、彼らのルーツに立ち返りつつ、エレクトロニック・ミュージックの可能性を押し広げた重要作です。ビッグ・ビートの重厚さをベースに、サイケデリックな音像と巧みなサンプリングが織り成すこの作品は、2000年代初頭のダンスミュージックにおけるマイルストーンのひとつと言えるでしょう。
Rock/Alternative

アナベラのエネルギッシュな歌声が躍動する、バウ・ワウ・ワウのすべてが詰まった決定盤『Love, Peace & Harmony: The Best of Bow Wow Wow』は、80年代ポストパンク×ニューウェーブを余すことなく堪能できるベスト・コレクション

80年代ポストパンク・シーンを軽やかに駆け抜けた、バンドBow Wow Wow。彼らの代表曲を網羅したベストアルバム『Love, Peace & Harmony: The Best of Bow Wow Wow』は、時代を彩ったアフロビート調のドラム、バーミーズ風ギターリフ、そしてアナベラ・ルウィンの奔放でキュートなヴォーカルが炸裂する一枚だ。単なる懐古にとどまらず、今なお色あせない瑞々しいエネルギーが詰まっている。
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