
ザ・カルトの『Electric』は、幻想を断ち切り、獣のように吠える!洗練を拒絶し、荒ぶる魂をアンプに叩きつけた、80年代最大級のロック変異体
1987年にリリースされたThe Cultの3rdアルバム『Electric』は、それまでのゴシック・ポストパンク路線から劇的に舵を切り、ハードロックのど真ん中を突き進む作品として、当時のファンとロックシーンに衝撃を与えました。プロデューサーにリック・ルービンを迎えたことで、音の厚みと荒々しさが格段に向上。余計な装飾を削ぎ落とした潔いロックンロールは、彼らのアイデンティティを再定義するものでした。