Pop/Soul/Jazz

流麗なシンセと変容するサイケデリア!Tame Impala(テーム・インパラ)の『Currents』は音楽シーンの潮流を塗り替えた時代を超越するポップの金字塔

前作『Lonerism』でグラミー賞にノミネートされ、現代サイケ・ロックの最高峰としての地位を確立したTame Impala(テーム・インパラ)。彼らが2015年に発表した3rdアルバム『Currents』は、従来のギター中心のサイケデリック・サウンドから、ヴィンテージ・シンセとR&B/ポップスの要素を前面に打ち出した大傑作です。作詞・作曲・録音・プロデュースのすべてをケヴィン・パーカー単独で手掛けた本作は、個人的な失恋や自己変容のプロセスを幻想的な音響で描いたプロダクション。世界中で爆発的なヒットを記録し、ヘッドライナー級アーティストへの飛躍を決定づけました。
Rock/Alternative

知的なアート思想と跳ねるファンク・グルーヴの覚醒!Talking Heads(トーキング・ヘッズ)の『More Songs About Buildings and Food』は時代を切り拓いたニューウェーヴの決定盤

デビュー作『Talking Heads: 77』での神経質で知的なポストパンク・サウンドで注目を集めたトーキング・ヘッズ。彼らがさらなる飛躍を遂げるべく、名プロデューサーのブライアン・イーノ(Brian Eno)を迎え制作した2ndアルバムが『More Songs About Buildings and Food』です。タイトル通り「建物や食べ物についての歌」という日常的かつコンセプチュアルな題材を扱いながら、バンドの持ち味であるソリッドなパンク/ニューウェーヴに、濃厚なブラック・ミュージックやファンクのグルーヴを大胆に注入。グループの黄金期を決定づけた歴史的重要作です。
Punk/SkaPunk/Garage

漆黒の哀愁と熱きパンク・アグレッション!T.S.O.L.の『Change Today?』はハードコアの枠組みを塗り替えた革新的な名盤

初代ボーカリストのジャック・グラミシュ脱退後、ジョー・ウッドを新たなフロントマンに迎えて放たれたT.S.O.L.の3rdアルバム『Change Today?』。本作は初期の高速ハードコア・パンクのスタイルから一歩を踏み出し、ダークでエモーショナルなサウンドやポストパンクのアプローチを大胆に取り入れた問題作にして傑作です。フロントマン交代という大きな局面を乗り越え、より表現力とスケール感を増したパンク・サウンドを提示した本作は、80年代USパンク/オルタナティヴ・ロックの進化を象徴する重要作として今なお高く評価されています。
Rock/Alternative

煌びやかなブギ・ビートと妖艶なるロックスピリット!T. Rex(T・レックス)の『Telegram Sam T.Rex Boogie Hits』はグラム・ロックの黄金期を凝縮した必携のベスト盤

1970年代初頭のイギリスで社会現象「ボラン・マニア」を巻き起こし、グラム・ロックの絶対的アイコンとして君臨したT. Rex(T・レックス)。彼らが放った大ヒットシングル「Telegram Sam」をはじめ、ロック史に燦然と輝くブギ・サウンズを一堂に集めた編集盤が『Telegram Sam T.Rex Boogie Hits』です。マーク・ボランの妖艶なカリスマ性と、プロデューサーのトニー・ヴィスコンティによる煌びやかな音響設計が最高峰の形で結実。グラム・ロックの華やかさとブギのダンサブルな魅力が凝縮された、初心者からコアファンまで魅了する名曲集となっています。
Punk/SkaPunk/Garage

極上のポップパンクとエッジの効いたロックサウンドが交錯する!SUM 41(サム・フォーティーワン)の『Heaven :x: Hell』はロック史に名を刻む堂々のラスト・金字塔

2000年代初頭の『All Killer No Filler』や『Does This Look Infectious?』で一世を風靡したSUM 41(サム・フォーティーワン)。彼らがバンド活動の集大成として発表したダブルアルバム『Heaven :x: Hell』は、これまでのキャリアで磨き上げた音楽性を2つのコンセプトに凝縮した超意欲作です。キャッチーで爽快なポップパンクが詰まった「Heaven」サイドと、エッジの効いたハードなロックサウンドが爆発する「Hell」サイド。バンドの解散を飾るに相応しい、全ロックファン感涙のラスト・マスターピースに仕上がっています。
Rock/Alternative

重厚なディストーションと真摯な破壊衝動!The Strokes(ザ・ストロークス)の『First Impressions of Earth』はオルタナティブの深淵へと挑んだ覚醒の一作

デビュー作『Is This It』、2nd『Room on Fire』でミニマルかつソリッドなストリート・スタイルを確立したThe Strokes(ザ・ストロークス)。彼らが2006年に発表した3rdアルバム『First Impressions of Earth』は、それまでの枠組みを自ら破壊し、90年代オルタナティブ・ロックのヘヴィネスやダイナミズムへと大きく舵を切った最大の問題作にして意欲作です。プロデューサーにデヴィッド・カーンらを迎え、レンジの広い重厚な音像と、ジュリアン・カサブランカスの感情を剥き出しにしたボーカルが結晶。バンドが単なる流行のアイコンから、スケール感あふれるオルタナティブ・ロック・バンドへと覚醒を遂げた重要作となっています。
Rockabilly/Psychobilly

弾けるスラップと爆走するギターリフ!Stressor(ストレッサー)の『Red Hot Rocket』はネオロカ&サイコビリー界を射抜く至高の爆音ロケット

東欧サイコビリー/ロカビリー・シーンの雄として、世界中のビッグフェスやフロアを熱狂させてきた3人組バンド、Stressor(ストレッサー)。彼らが2009年にリリースしたアルバム『Red Hot Rocket』は、クラシックなロカビリーの良質なスウィング感と、サイコビリー特有のアグレッシブなスピード感が奇跡的なバランスで融合した傑作です。タイトル通りロケットのごとく駆け抜ける爆音サウンドと、キャッチーでヴィンテージ感あふれるメロディラインは圧巻。ロカビリー・キッズからサイコビリー・フリークまで、すべてのロックンロール・ファンを虜にする強烈な1枚に仕上がっています。
Rock/Alternative

サイケデリックな毒と剥き出しのパンク精神!The Stone Roses(ザ・ストーン・ローゼズ)の『Garage Flower』は伝説の始まりを刻んだ幻の原点

1989年の金字塔『The Stone Roses』で世界を魅了したザ・ストーン・ローゼズ。しかし、彼らがその数年前にプロデューサーのマティン・ハネット(Martin Hannett)と共に制作しながらも、諸事情によりリリースが見送られていた幻の音源が『Garage Flower』です。後に「マドチェスター」と呼ばれるダンサブルで煌びやかなグルーヴを確立する前の、若きバンドが放つ荒々しくサイケデリックなパンク〜ガレージ・ロック・サウンドが凝縮。ストーン・ローゼズの「原点」を知る上で絶対に外せない貴重かつエネルギッシュな一作となっています。
Rockabilly/Psychobilly

猛烈なスラップと怪奇のサウンドが襲いかかる!Stage Frite(ステージフライト)の『Scarier Than Swans』はサイコビリー界を爆破する凶暴な1枚

白鳥(Swan)をモチーフにした独自のダークでユーモラスな世界観「スワナビリー(Swanabilly)」を掲げ、コアなサイコビリー・ファンを熱狂させているStage Frite(ステージ・フライト)。彼らがリリースしたアルバム『Scarier Than Swans』は、バンドの狂暴なアグレッションと疾走感が存分に味わえる傑作です。猛烈に打ち鳴らされるスラップベースの打撃音、鋭く歪んだギターリフ、そしてホラー感満載の怪しげなボーカルが見事に融合。サイコビリー特有の凶暴性とキャッチーな疾走感を極限まで高めた必聴盤となっています。
Punk/SkaPunk/Garage

重厚なギターと剥き出しのロックスピリット!Social Distortion(ソーシャル・ディストーション)の『Born to Kill』は長き沈黙を破りシーンを射抜く至高の傑作

カリフォルニア州オレンジ・カウンティで誕生し、フロントマンのマイク・ネス(Mike Ness)を中心に幾多の困難を乗り越えて独自のロックンロールを確立してきたSocial Distortion(ソーシャル・ディストーション)。彼らが待望の最新スタジオ・アルバムとして放った『Born to Kill』は、まさにファンが長年待ち望んでいた貫禄と情熱に満ちた傑作です。キャリアを重ねたからこその渋みと、衰えることのない反骨精神が見事に融合。泥臭くも切ない哀愁のギターサウンドと、マイク・ネスのダディな深みのある歌声が胸を打つ、バンドの健在ぶりを強烈に示しつける必聴盤となっています。
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