Pop/Soul/Jazz

アイリーン・キャラの『What a Feelin’』は、煌めく80年代サウンドと情熱的なボーカルが融合した傑作!ダンスフロアと青春映画の記憶がよみがえる、心躍るエネルギー満載のポップアルバムです

1983年にリリースされたIrene Caraの『What a Feelin'』は、ディスコとポップスの熱気が交錯する80年代の空気を濃縮したような一枚。大ヒット映画『Flashdance』の主題歌として世界中に響き渡ったタイトル曲を筆頭に、煌びやかで感情豊かなサウンドが満載。Caraの伸びやかでソウルフルなボーカルは、当時の女性シンガーの中でも際立った存在感を放ち、アルバム全体にポジティブなエネルギーを注ぎ込んでいる。
Reggae/Ska

ギャングスタ・スタイルの真骨頂を今こそ再体験せよ──マッド・コブラの『Mad Cobra: 90’s Dancehall』は、90年代ジャマイカのリアルな空気感と、ストリートの激情をそのまま封じ込めたダンスホール・クラシック

ジャマイカ発のダンスホール・シーンを90年代に牽引した存在、Mad Cobra(マッド・コブラ)。彼の名を冠したこのコンピレーション『Mad Cobra: 90's Dancehall』は、その絶頂期のエネルギーと過激なスタイル、そしてストリートから放たれるリアルな感情を凝縮した一枚だ。90年代初頭〜中盤にかけての傑作を中心に構成され、時代の空気感やサウンドプロダクション、リリックの攻撃性が一気に味わえる。
House/Electronic

爆発的なビートとサイケデリックな音像が織りなす、ケミカル・ブラザーズの『Come With Us』は、クラブサウンドの極致を提示しながら、リスナーを音の宇宙へと誘う!唯一無二の音楽体験が、今ここに広がる

2002年にリリースされたThe Chemical Brothersの4作目『Come With Us』は、彼らのルーツに立ち返りつつ、エレクトロニック・ミュージックの可能性を押し広げた重要作です。ビッグ・ビートの重厚さをベースに、サイケデリックな音像と巧みなサンプリングが織り成すこの作品は、2000年代初頭のダンスミュージックにおけるマイルストーンのひとつと言えるでしょう。
Rock/Alternative

アナベラのエネルギッシュな歌声が躍動する、バウ・ワウ・ワウのすべてが詰まった決定盤『Love, Peace & Harmony: The Best of Bow Wow Wow』は、80年代ポストパンク×ニューウェーブを余すことなく堪能できるベスト・コレクション

80年代ポストパンク・シーンを軽やかに駆け抜けた、バンドBow Wow Wow。彼らの代表曲を網羅したベストアルバム『Love, Peace & Harmony: The Best of Bow Wow Wow』は、時代を彩ったアフロビート調のドラム、バーミーズ風ギターリフ、そしてアナベラ・ルウィンの奔放でキュートなヴォーカルが炸裂する一枚だ。単なる懐古にとどまらず、今なお色あせない瑞々しいエネルギーが詰まっている。
Pop/Soul/Jazz

煌びやかな80年代のポップス黄金時代を凝縮!ロビー・ネビルのデビュー作『Robbie Nevil』は、都会的なグルーヴ、そして時代を超えて踊りたくなるファンキーなビートで、今なお色褪せない名盤

1986年にリリースされたRobbie Nevilのセルフタイトル・アルバム『Robbie Nevil』は、ポップスとR&B、そして当時の最新ダンスビートを融合させた都会的な洗練が光る一枚。デビュー作にして全米ヒットを記録し、80年代ポップシーンに鮮やかに登場した本作は、時代の空気を捉えつつ、今なお耳に心地よいグルーヴを届けてくれるアルバムである。
Punk/SkaPunk/Garage

アメリカ中西部から生まれたサイケ前夜の輝き!60年代フォーク・ロックとガレージの熱が交差する、ザ・ブルー・シングスの幻の名盤『The Blue Things (Expanded)』が拡張版で復活

1960年代中西部の米国ロック・シーンの秘宝――The Blue Thingsの唯一のアルバム『The Blue Things (Expanded)』は、フォークロックとガレージのはざまで輝いたサイケの原石。カンザス出身という地理的制約を超えて、彼らは時代の空気を取り込みながら、しなやかなメロディと鋭い社会性を両立した。今回のエクスパンデッド版では、シングルB面や未発表曲も加わり、その全貌がようやく明らかに。
Reggae/Ska

90年代ダンスホールの混沌と激情が甦る!スケア・デム・クルーの『Scared From The Crypt』が放つ、鋭利で獰猛なリリックと重低音の嵐!真のジャマイカン・ストリート・ヴァイブがここにある

ジャマイカのヒップホップ的ダンスホール集団、Scare Dem Crewが1998年に放った『Scared From The Crypt』は、グループとしての結束と個々のパフォーマンス力を前面に押し出した、まさに90年代ダンスホール黄金期の集大成ともいえる一作。Bounty Killerとの結びつきや、Mad CobraやBeenie Manといった時代を彩った面々との共演がその熱をさらに加速させる。タイトルの「Crypt(地下墓地)」が象徴するように、彼らのサウンドは暗黒のテンションとストリートの荒々しさを併せ持ち、聴く者を圧倒する。
House/Electronic

グラス・アニマルズの『Dreamland (+ Bonus Levels)』は、90年代的ノスタルジーと現代的エレクトロ・サウンドが織りなす、記憶と感情の迷宮を彷徨うサウンド・ジャーニー!ボーナストラックで深みを増した、ドリームポップの決定盤

心の奥深くを旅するようなサウンドと、90年代の記憶を散りばめたリリック。Glass Animals の『Dreamland (+ Bonus Levels)』は、エレクトロ・ポップの領域を広げながら、ノスタルジーと現代性を見事に融合させたコンセプチュアルな作品だ。ボーナストラックを含むこのエディションは、原盤の魅力をさらに押し広げる、まさに"レベルアップ"した一枚といえる。
Reggae/Ska

「Ska Jam: The Rude Boy Mixtape」は、ジャマイカの裏通りからUKの地下シーンまで、時代と国境を越えて鳴り響くルードボーイたちの反骨のビートを詰め込んだ、スカの魅力が凝縮されたコンピレーションアルバム

スカ、ロックステディ、そして初期レゲエの精神を現代に蘇らせたコンピレーション、それが『Ska Jam: The Rude Boy Mixtape』だ。60年代のルードボーイ文化を軸に、オーセンティック・スカから2トーン、さらには現行スカ・リバイバルまで、多様なスタイルを網羅する本作は、スカ初心者にも往年のファンにも刺さるセレクションとなっている。ジャンル横断的でありながらも一貫したルードなエネルギーが全編を貫いており、スカという音楽の強度と広がりを改めて体感できる1枚だ。
Rockabilly/Psychobilly

ロカビリーの跳ねるビートにパンクの凶暴性、そこへサイコホラーな世界観をまぶしたトールボーイズの『Funtime』。カルト的サウンドが暴れまわるこの一枚は、サイコビリーの本質を体現した異端の名盤だ

ガレージパンク、ロカビリー、ホラーのエッセンスが火花を散らすように混ざり合い、聴く者を暗黒サーカスのような世界へ引き込む本作。派手な技巧ではなく、突き刺すような衝動と不穏なエネルギーこそがこのアルバムの真髄だ。The DamnedやThe Meteorsを追っていた耳にも、思わずうなる“汚れた快楽”がここにある。