
フー・ファイターズの『Echoes, Silence, Patience & Grace』は、激しく突き抜けるギターリフと、静寂に漂うアコースティックの余韻!怒涛のロックアンセムと内省的なバラードが同居するこのアルバムは、バンドが築いてきた力強さと成熟のバランスを見事に描き出す
2007年にリリースされたFoo Fightersのアルバム『Echoes, Silence, Patience & Grace』は、彼らのキャリアにおいて一つの成熟点ともいえる作品です。グラミー賞で「ベストロックアルバム」を受賞したこのアルバムは、ヘヴィなギターリフと静謐なアコースティックの調和、そしてデイヴ・グロールのエモーショナルな歌声によって、バンドの多面的な魅力を存分に味わえる仕上がりになっています。激しいエネルギーと深い内省の両立、その両極が一枚の中で絶妙に共存しているのが本作の大きな特徴です。