Punk/SkaPunk/Garage

「過去から未来がやってくる!」ショットガンランナーズの「DEDICATED TO THE ROCK’N’ROLL BOY」は、60’sブリティッシュ・ビートの魂を、金沢発のR&B PUNKが撃ち抜く、灼熱のモノラル・マスターピース

北陸・金沢が誇るキラーR&Bグループ、SHOTGUN RUNNERSが2011年に放ったセカンド・アルバム『DEDICATED TO THE ROCK'N'ROLL BOY』は、栄光の60年代ブリティッシュ・ビートの魂を、21世紀の日本で最も純粋かつ高エネルギーな形で継承した傑作です。THE WHO、Small Faces、The Yardbirdsといった伝説的なバンド群からの影響を血肉化し、「R&B PUNK」という独自のスタイルに昇華。青臭くもクールな日本語の歌詞と、ヴィンテージ機材による生粋のアナログ・モノラル録音が相まって、「過去から未来がやってくるような衝撃」を聴く者に与える、和製ブリティッシュ・ビートの名盤として今なお愛され続けています。本作は、まさに全てのロックンロール・ボーイに捧げられた熱いメッセージです。
Rockabilly/Psychobilly

ヘイライド・トゥ・ヘルの『Hayride To Hell』が放つ、血と煙とスラップベースの轟音ロカビリー!悪魔の笑い声とともに始まるこのアルバムは、サイコビリーの暴走とロカビリーのルーツを融合させた“地獄系ロックンロール絵巻”

地獄行きの馬車が、轟音とともに疾走を始める――そんなイメージを抱かせるのが、Hayride To Hell(ヘイライド・トゥ・ヘル)のセルフタイトル・アルバム『Hayride To Hell』だ。サイコビリー、パンク、ロカビリーを血のように混ぜ合わせたサウンドは、暴力的でありながらキャッチー、混沌の中に確固たる美学を感じさせる。ホラー映画のような暗闇のユーモア、スピードとグルーヴの共存、そして汗と煙が充満したライブハウスの熱気をそのままパッケージしたような一枚である。
Rockabilly/Psychobilly

タイガー・アーミーの『III: Ghost Tigers Rise』が描く、哀しみと激情が交錯するゴシック・サイコビリーの真髄!夜風を裂くスラップベースと、Nick 13の魂を焦がすボーカルが、愛と死のはざまを永遠に疾走する

カリフォルニア発のネオ・サイコビリー・トリオ、Tiger Army(タイガー・アーミー)が2004年に放った3rdアルバム『III: Ghost Tigers Rise』は、ダークでロマンティックな幽霊たちの舞踏会のような作品だ。彼らのトレードマークであるアップテンポのサイコビリー・ビートに、50’sロカビリーのノスタルジー、そして80’sパンクのスピリットが混ざり合い、唯一無二の世界観を築いている。本作では特に、フロントマンのNick 13によるメロディセンスと、陰影に富んだ叙情性が際立ち、荒々しさの中にも哀愁と美しさが宿る。
Punk/SkaPunk/Garage

アイルランド移民の血を引く労働者たちの魂を、パンクの轟音と共に鳴らし続けるドロップキック・マーフィーズの『The Warrior’s Code』は、彼らが長年培ってきた“闘う者たちの美学”を極限まで磨き上げた、ケルティック・パンクの金字塔だ

アイルランド系アメリカン・パンクの代名詞、Dropkick Murphys(ドロップキック・マーフィーズ)が2005年に発表したアルバム『The Warrior’s Code』は、労働者の誇りと家族、仲間、そして故郷への愛を全身で歌い上げた、バンドの精神そのものが凝縮された傑作だ。激しいギターリフとバグパイプ、アコーディオン、マンドリンといったケルティックな楽器が融合し、ストリートの魂と伝統音楽の温かみを見事に同居させている。本作は、社会の片隅で闘い続ける「普通の人々」への応援歌であり、パンクの枠を超えて共感を呼ぶ人間賛歌といえる。
Punk/SkaPunk/Garage

U.S.ボムズの『Back at the Laundromat』は、綺麗ごとを拒絶する者たちへの賛歌であり、パンクがどれだけ時代を経ても洗い流せない“人間臭さ”を思い出させてくれる!彼らの音楽は怒りよりも愛に、破壊よりも誠実に満ちている

アメリカ西海岸パンクの象徴的存在、U.S. Bombsが2001年に放ったアルバム『Back at the Laundromat』は、ストリートの埃と汗にまみれたリアルなロックンロールの息吹を感じさせる作品だ。90年代後半から2000年代初頭にかけてのパンク・リバイバルの波を真正面から受け止めながらも、彼ら独自の泥臭さと反骨精神が詰まっている。まるで一枚のジャケットからビールの匂いとガソリンの煙が立ち上るような、そんな“パンク・ロードムービー”のようなアルバムである。
Punk/SkaPunk/Garage

ザ・ヴァーテックスの『Yeah! Yeah! Yeah!』は、汗と煙が立ち込めるライブハウスの熱気をそのままパッケージしたような、荒削りでリアルなサウンドが魂を揺さぶる!ガレージパンクの疾走感とストリートの荒野を駆け抜けるエネルギーを詰め込んだ、純度100%のロック・アンセム

ロウでストレートなガレージ・サウンドが炸裂する、The Vertex『Yeah! Yeah! Yeah!』。タイトルからしてシンプルで挑発的なこのアルバムは、聴く者の理性を吹き飛ばすような爆発的エネルギーと反骨精神に満ちている。荒削りながらも抜群の勢いを持つ演奏と、熱を帯びたヴォーカルが一体となり、まるでライブハウスの汗と煙の匂いが漂ってくるようだ。The Vertexはパンクとロックンロールの境界を軽々と飛び越え、原初的なロックの衝動を現代に蘇らせたバンドといえる。
Reggae/Ska

ベレス・ハモンドの『Something Old, Something New』は、ラヴァーズ・ロックの巨匠が紡ぐ、愛と人生のクロニクル!ジャマイカン・ソウルの粋を凝縮した、成熟のグルーヴと永遠のメロディが交差する、愛と希望のレゲエ叙情詩

ジャマイカを代表するラヴァーズ・ロックの巨匠、Beres Hammond(ベレス・ハモンド)が放つ『Something Old, Something New』は、そのタイトル通り、彼のキャリアを総括しつつも新たな息吹を感じさせるアルバムだ。甘く切ない歌声と洗練されたリズムが交錯し、まるで夜風のように心にやさしく吹き抜ける。ソウルフルで成熟したレゲエの世界観が広がり、彼の音楽人生を象徴するような深いグルーヴと人間味にあふれている。
Rock/Alternative

Eaglesの黄金の羽を脱ぎ捨て、グレン・フライが自らの声で描いたもうひとつのアメリカン・ストーリー!『Solo Collection』は、洗練されたサウンドの奥に、孤独と希望が同居する“アダルト・ロックの真髄”が息づいている

Eaglesのメンバーとして世界的成功を収めたGlenn Freyが、ソロとして歩んだ軌跡を凝縮したベスト盤『Solo Collection』。このアルバムは、80年代から90年代にかけての彼のソロワークを網羅し、Eaglesとはまた違う角度から彼の音楽性を堪能できる内容となっている。都会的で洗練されたポップロックから、ブルージーで温かみのあるナンバーまで、Glenn Freyというアーティストの幅広さがここに詰まっている。Eaglesの“カントリーロックの象徴”というイメージを軽やかに飛び越え、都会の風景や人間模様を繊細に描く大人のポップ・サウンドが心地よい。
Rockabilly/Psychobilly

シック・シティ・ダガーズの『Live Fast… Die Psycho』は、パンクの衝動とホラーの美学を融合させたこのアルバムは、夜を駆け抜ける不良たちのサウンドトラックとして、サイコビリーの危うい魅力を全身で浴びせかけてくる

Sick City Daggersのアルバム『Live Fast... Die Psycho』は、タイトル通り「速く生き、狂気のまま死ぬ」という反逆的で危険な空気をまとった、サイコビリー・スピリット全開の作品である。ガレージパンクの荒削りな衝動と、ロカビリー由来の跳ねるリズム、さらにホラーを思わせる不穏なイメージが混ざり合い、聴く者を一気に夜のストリートへと引きずり込む。暴走感とキャッチーさのバランスを絶妙に保ち、アンダーグラウンド・シーンに強烈な存在感を刻んでいる。
Punk/SkaPunk/Garage

ブリッツの『Voice of a Generation』は、荒削りなギターと重厚なリズム、そして若者たちの怒りを剥き出しにしたヴォーカルが融合し、ストリートの現実を鋭く切り取ったOi!パンクの決定盤

Blitzの『Voice of a Generation』は、1982年にリリースされたUKストリートパンクの象徴的アルバムであり、タイトルの通り“一世代の声”として当時の若者たちの怒りや不満を鋭く突き刺す作品だ。粗削りながらも力強いギターリフ、重くうなるベースライン、そして直線的なドラムが三位一体となり、シンプルながら圧倒的な迫力を放つ。彼らはOi!やパンクロックの精神を真正面から体現し、無骨なエネルギーとアティチュードをリスナーに届けている。
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