Rockabilly/Psychobilly

HorrorPops(ホラーポップ)『Bring It On!』― コペンハーゲン発のパトリシア・デイが、ブレット・グレウィッツのプロデュースのもとサウンドシティで仕上げた、サイコビリー×パンク×ポップの完璧な融合

デンマーク出身のサイコビリーバンド、HorrorPopsの2ndスタジオアルバム『Bring It On!』は、2005年9月13日にヘルキャット・レコードよりリリースされました。カリフォルニア州ヴァン・ナイズのサウンドシティ・スタジオで録音され、ブレット・グレウィッツがプロデュースを担当しています。デビュー作『Hell Yeah!』で構築したアグレッシブなサイコビリーのテンプレートを超えた最初の一歩として、より幅広いサウンドとクリスプなプロダクション、そして豊富なポップ・フックメイキングを組み合わせ、はるかに丸みを帯びた(そして楽しめる)作品に仕上がっています。
Punk/SkaPunk/Garage

Hi-STANDARD(ハイスタンダード)『Growing Up』― NOFXのファット・マイクがプロデュースし、ジャパニーズ・メロコアの歴史を塗り替えた1995年の金字塔

大阪出身の3ピース・メロコアバンド、Hi-STANDARDの初のフルアルバム『Growing Up』は、1995年にトイズ・ファクトリーよりリリースされました(FAT版は1996年)。プロデューサーにNOFXのFAT MIKEを迎え、インディーズ時代のシングル、ベイシティ・ローラーズのカヴァー、ママス&パパスのカヴァーなどを含む全15曲を収録しています。ハイスタの本格的幕開けとなったアルバムで、抜群のメロディセンスとカラっとした風通しのよいキャッチーなサウンドで高速に繰り出す90年代メロコアシーンの草分け的な一枚です。トイズ版とFAT版でジャケットおよび収録曲が一部異なり、FAT版には「Who'll Be Next」と「Sunny Day」の新録音ヴァージョンが追加されています。
Punk/SkaPunk/Garage

HEY-SMITH(ヘイスミス)『Free Your Mind』― 大阪発のホーン入りメロコア五人組が、世界基準を証明した2011年最高の一撃がここにあります

関西から全国に飛び出し、KEN YOKOYAMA、10-FEETなどの先輩バンドのツアーにも参加。ツアー・ファイナルでは大阪BIG CAT(キャパシティー850人)を満員にしてしまった、最も勢いに乗る5人組メロコア・バンドHEY-SMITHの2ndアルバムが2011年にリリースされました。グリーン・デイの歴史的名作『American Idiot』やメタリカ、イエローカード、デフトーンズ、そして宇多田ヒカルまでも手がけるマスタリング・エンジニア「テッド・ジェンセン」を起用。音と楽曲にとことんこだわった傑作で、「ユーモアとLOVEとポリティカルさが同居した、これぞパンクなアルバム」として絶賛されました。
Pop/Soul/Jazz

Haircut 100(ヘアカット・ワン・ハンドレッド)『Pelican West Plus』― UK・アルバムチャート2位を記録し、「死ぬ前に聴くべき1001枚のアルバム」にも選ばれた伝説のデビュー作に、4枚のシングルとビーサイドを加えた決定版がここにあります

1981年に結成されたイングランドのニュー・ウェーブバンド、Haircut 100のデビュースタジオアルバム『Pelican West』は、1982年2月26日にアリスタ・レコードよりリリースされました。ロンドンのラウンドハウス・スタジオで録音され、ボブ・サージェントがプロデュースを担当した本作は、サウスイースト・ジャズファンク・ムーヴメントの一翼を担いながらも、純粋なポップの輝きを持ったクロスオーバー・シングルを3枚生み出すという奇跡を成し遂げました。本作『Pelican West Plus』は、オリジナルの12曲に加え「Boat Party」「Ski Club」「Nobody's Fool(12インチ・ヴァージョン)」「October Is Orange(Day 1 & 2)」「Favourite Shirts(Boy Meets Girl)(12インチ・ヴァージョン)」の5曲のボーナストラックを追加した全17曲・66分の拡張版で、1992年にビーエムジー・アリスタ・レコードよりリリースされました。
Rockabilly/Psychobilly

Guana Batz(グアナバッツ)『Held Down to Vinyl…At Last!』― 25分・10曲のファスト・ストンパーが、1985年のサイコビリーシーンを完全に塗り替えた傑作デビューアルバムがここにあります

ミドルセックス州フェルサム出身のサイコビリーバンド、Guana Batzのデビューアルバム『Held Down to Vinyl...At Last!』は、1985年夏にアイ・ディー・レコードよりリリースされました。ヴォーカルのピップ・ハンコックス、ギタリストのスチュアート・オズボーン、スラップベースのサム・サーディ(元リコシェッツ)、ドラムのデイヴ・ターナーという布陣で録音された全10曲・25分という本作は、前年のラインナップ変更でエレクトリックベースからダブルベースへの転換を果たした後、バンドが満を持して届けたデビュー盤です。テーマとテンポの絶妙なヴァリエーション、タイトなサウンド、巧みに作られた楽曲、そしてスキップしたくなるトラックが一曲もないという完成度の高さが、本作を「サイコビリー史の10大必聴盤のひとつ」と呼ばしめています。ユーケー・インディペンデント・チャートで1位を獲得したという事実は、ザ・メテオーズのみが成し遂げてきたサイコビリーにおける偉業として、バンドの先駆的な地位を確固たるものにしました。
Punk/SkaPunk/Garage

Green Day(グリーン・デイ)『International Superhits!』― ラモーンズとバズコックスを愛するオークランドの三人が、1994年から2000年にかけてポップパンクのルールを書き換えた21発の弾丸

アメリカのロックバンド、Green Dayの初のグレイテスト・ヒッツ・コンピレーション『International Superhits!』は、2001年11月13日にリプリーズ・レコードよりリリースされました。1994年から2000年にかけてリリースされたすべてのシングルに加え、未発表曲「Poprocks & Coke」と「Waiting」のBサイドを再録音した「Maria」、そして映画「アングス」のサウンドトラック収録の「J.A.R.」を含む全21曲・60分44秒という充実の構成です。アールアイエーエーよりダブル・プラチナム認定を受け、イギリスでも同じくダブル・プラチナム、オーストラリアではトリプル・プラチナムを獲得し、全世界で200万枚以上のセールスを記録しています。
Punk/SkaPunk/Garage

Gossip(ゴシップ)『Movement』― アーカンソーからオリンピアへ移り住んだベス・ディットーが、わずか30分39秒で証明した「ロックンロールはまだ終わっていない」という宣言

アメリカのインディロックバンド、Gossipの2ndスタジオアルバム『Movement』は、2003年5月6日にキル・ロック・スターズよりリリースされました。ベス・ディットー(ボーカル・ピアノ)、ブレイス・ペイン(ギター・ベース)、キャシー・メンドンサ(ドラム)の3人編成による全11曲・30分39秒の本作は、メタクリティックで81点という高評価を獲得し、ピッチフォークで7.8点、スピン誌でビー・プラスという評価を受けています。デビュー作『That's Not What I Heard』でクィア・ブルース・パンクの実力を証明したGossipが、本作ではダンスとソウルの要素をさらに取り込み、2006年のブレイクスルー作『Standing in the Way of Control』への布石を打った重要作です。
Rock/Alternative

Gorillaz(ゴリラズ)『The Fall』― 荒削りで霞がかかったサウンドスケープは、ツアーバスの車窓から流れる景色のように、美しく儚く、そして深く心に刻まれる

イギリスのバーチャルバンド、GorillazのフロントマンであるデイモンとJamie Hewlettによる4thスタジオアルバム『The Fall』は、2010年12月25日にGorillazのサブ・ディビジョン・ファンクラブ会員向けに無料配信され、2011年4月19日にパーロフォン(英国)とヴァージン・レコード(米国)よりフィジカル版がリリースされました。アルバム全編がデイモン・アルバーンのiPadで録音・ミックスされており、2010年秋のGorillazの「エスケープ・トゥ・プラスティック・ビーチ・ツアー」のアメリカ公演期間中、モントリオールからバンクーバーまでの32日間で制作されました。各楽曲はほぼ1日で書かれ、後からオーバーダブを加えることもなく、アルバーン自身が「アメリカでの体験の一種の日記」と表現したこの作品には、ボビー・ウォマック、ザ・クラッシュのミック・ジョーンズとポール・シムノンらがゲスト参加しています。
Pop/Soul/Jazz

Glass Animals(グラス・アニマルズ)『I Love You So F***ing Much』― デイヴ・ベイリーが愛の複雑さと痛みをすべてさらけ出した、2024年最も正直なオルタナティブ・ポップの傑作がここにあります

イングランドのインディポップバンド、Glass Animalsの4thスタジオアルバム『I Love You So F***ing Much』は、2024年7月19日にポリドール・レコードよりリリースされました。フロントマンのデイヴ・ベイリーが全曲プロデュースを担当した全10曲・40分41秒の本作は、先行シングル「Creatures in Heaven」(2024年4月3日)と「A Tear in Space (Airlock)」(2024年6月7日)を経てリリースされ、ビルボード・ユーエス・トップ・オルタナティブ・アルバムで3位を記録しています。「愛について考えるとき、何を考えますか?」という問いかけから始まる本作は、過去の恋愛へのノスタルジア(「Creatures in Heaven」)からスリリングな逃避と再生(「On the Run」)まで、愛のさまざまな側面を10曲で描いています。アルバムの前半はサウンド的に陽気でありながら、歌詞は全く別の物語を語るという絶妙な対比が際立っています。
Punk/SkaPunk/Garage

G.B.H.『Leather, Bristles, No Survivors and Sick Boys』― サッチャーのイギリスに憤怒した若者たちの生々しい怒りが、33分34秒に凝縮された1982年最大の問題作がここにあります

イギリスのハードコアパンクバンド、Charged G.B.H.のコンピレーション・アルバム『Leather, Bristles, No Survivors and Sick Boys...』は、1982年12月にクレイ・レコードよりリリースされました。バーミンガムのFSRスタジオで録音された全15曲・33分34秒の本作は、バンドのクレイ・レコード在籍時のシングルとEPを一枚に集成したもので、マイク「クレイ」ストーンがプロデュースを担当しています。チャートインしたデビューアルバム『City Baby Attacked By Rats』と高く評価された続作『City Baby's Revenge』の間に発表された本作は、Charged G.B.H.の多様性と「お前らへの反骨精神」を余すところなく捉えた衝撃のコンピレーションとして、今なおUK・パンク史の重要作として語り継がれています。
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