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タイ・ヴェルデスが等身大の感情をHD画質で描き出す!『HDTV』は、現代を生きる私たちのリアルを、軽快でキャッチーなサウンドに乗せて映し出す“心のスクリーン”だ

Pop Pop/Soul/Jazz
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ポップミュージックの新たな景色を映し出す、Tai Verdesのセカンドアルバム『HDTV』。TikTok発のヒットで知られる彼が、初期の無邪気な陽気さだけにとどまらず、より成熟し、等身大の「今」を描き出した本作は、カラフルでエネルギッシュなだけでなく、時に繊細で真っ直ぐなメッセージを放つアルバムだ。全14曲、ジャンルをまたぎながらも芯のある彼のアイデンティティが貫かれている。

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ジャンルと音楽性

『HDTV』は、ポップ、オルタナティヴR&B、ヒップホップ、ベッドルームポップの要素が自然に融合した作品。Taiの歌声はラフで親しみやすく、トラックはシンプルながら中毒性が高いビートが多く、リスナーの耳にすっと入り込んでくる。今作ではデジタルサウンドに頼りすぎることなく、生っぽいギターや鍵盤も随所に登場し、温かみのある質感が際立っている。歌詞は自己肯定感や恋愛、SNS時代の孤独など、現代を生きる若者の心情を真摯にすくい取っている。

おすすめのトラック

  • 「sheluvme
    シンセベースと軽快なビートに乗せて、Tai Verdesらしい陽気な恋のはじまりを描く。語り口調のようなリズムがクセになる軽妙な一曲。
  • 「how deep?」
    恋愛の駆け引きをテーマに、ソウルフルな歌声と淡いギターサウンドが絡む。キャッチーながらもメロウな雰囲気が心地よい。
  • 「let’s go to hell」
    タイトル通りちょっとアウトローな関係を、皮肉とロマンチシズムで描いた一曲。ロック調のギターが新鮮で、Taiの幅広さが光る。
  • 「shut up」
    内省的な歌詞と、エレクトロニックなアレンジが映える楽曲。何気ない言葉の裏に、自身の不安や焦燥がにじみ出る。
  • 「TWO SUGARS」
    ミニマルなトラックに、甘さと皮肉を交えた歌詞が乗る。思わず口ずさみたくなるサビと、抜群のポップセンスが光る。

アルバム総評

『HDTV』は、Tai Verdesが単なるバイラルスターにとどまらないことを証明するアルバムだ。ジャンルを自由に横断しながらも、全体には一貫した軽やかさと誠実さが流れている。ラブソングの中にさえ「傷ついても進む勇気」を織り込むその姿勢には、Z世代アーティストとしての新しさと、人間味が共存している。スマートフォン越しに見る日常を、HD画質のように鮮明に、リアルに映し出したこの作品は、聴き手に寄り添いながら、時に優しく、時に痛快に語りかけてくる。

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