
ソフト・セルの『Non-Stop Erotic Cabaret 』は、きらびやかなネオンに照らされた都会の夜、退廃と官能がシンセのリズムに乗って脈打つ!Marc Almondの妖艶な歌声とDavid Ballの冷たくも心地よいエレクトロサウンドが交差し、孤独と享楽、切なさと耽美を同時に描き出す
1981年にリリースされたSoft Cellのデビューアルバム『Non-Stop Erotic Cabaret』は、シンセポップの歴史において決定的な一歩を刻んだ作品だ。その後の音楽シーンに多大な影響を与えたこのアルバムは、ポップとアンダーグラウンドの境界を軽々と飛び越え、退廃的な夜の空気をまといながら、ダークでありながらもキャッチーな世界を描き出した。今回の「Deluxe Edition」ではオリジナルの楽曲に加え、当時の空気をさらに濃厚に感じさせる追加トラックやリミックスが収録されており、初期シンセポップのエネルギーと実験精神を余すことなく体感できる。