
ディスコの終焉とファンクの夜明け、その狭間に生まれた魂のダンス・アルバム!D・トレインの『You’re the One for Me』が放つビートとメロディは、都市の喧騒を包み込むように、過去と未来をつなぐ煌めきとなる
1982年、ニューヨークのクラブシーンに鮮烈な光を放った一枚──D Train(ディー・トレイン)のデビューアルバム『You're the One for Me』は、ディスコの終焉からエレクトロ・ファンク、そして80年代初頭のブギーへと音楽の潮流が変化する瞬間を象徴する作品だ。James "D Train" Williamsのソウルフルなヴォーカルと、Hubert Eaves IIIによる洗練されたプロダクションが融合し、ダンスフロアだけでなくポップシーンにも波及する新たなサウンドを作り上げた。