SUM 41/Heaven :x: Hell
2000年代初頭の『All Killer No Filler』や『Does This Look Infectious?』で一世を風靡したSUM 41(サム・フォーティーワン)。彼らがバンド活動の集大成として発表したダブルアルバム『Heaven :x: Hell』は、これまでのキャリアで磨き上げた音楽性を2つのコンセプトに凝縮した超意欲作です。
キャッチーで爽快なポップパンクが詰まった「Heaven」サイドと、エッジの効いたハードなロックサウンドが爆発する「Hell」サイド。バンドの解散を飾るに相応しい、全ロックファン感涙のラスト・マスターピースに仕上がっています。
ジャンルと音楽性
本作のジャンルは「ポップパンク/メロディック・ハードコア/オルタナティヴ・ロック」です。
2枚組で構成された本作は、SUM 41が長年追求してきたダイナミックなロックサウンドの魅力を余すところなく表現しています。
Disc 1の「Heaven」は、彼らの原点である90s〜00sスタイルの高速でエネルギッシュなポップパンクが全開。弾けるようなメロディと爽快な疾走感が支配しています。対するDisc 2の「Hell」は、フロントマンのデリック・ウィブリーとリードギターのデイヴ・バクシュ(Dave Baksh)によるソリッドなリフワークが冴え渡る、より重厚でスリリングなオルタナティヴ・ロックを展開。2つの魅力が絶妙なコントラストを描いています。

SUM 41/Heaven :x: Hell
おすすめのトラック
- 「Landmines」「Heaven」サイドを象徴する、キャッチーで甘酸っぱいメロディが駆け抜けるアッパーチューン。初期のSUM 41を彷彿とさせるアンセム感と手拍子を誘うポップな展開が胸を熱くさせる名曲です。
- 「Waiting On a Twist of Fate」疾走感あふれるビートとエモーショナルなボーカルラインが炸裂する、アルバムのオープニングを飾るキラーチューン。メロディック・パンクの衝動感とソリッドなギターワークが融合した圧巻のナンバーです。
- 「Dopamine」中毒性の高いソリッドなビートと、現代的なエレクトロニックの要素が心地よく融合したトラック。キャッチーなサビとエモーショナルなアプローチが光る、アルバム前半のハイライトです。
- 「Rise Up」「Hell」サイドの開幕を告げる、アグレッシブでハードなアッパーナンバー。ザクザクと刻まれるギターリフとテクニカルなギターソロが冴え渡り、バンドのタフなロック・スピリットが全開になっています。
アルバム総評
SUM 41(サム・フォーティーワン)の『Heaven :x: Hell』は、彼らが長年追求してきた「ポップパンクのキャッチーさ」と「ロックの重厚なカッコよさ」の双方を極限まで突き詰めた、一切の隙がない奇跡の2枚組アルバムです。
初期からのファンはもちろん、2000年代のオルタナティヴ・ロックを愛するすべてのリスナーにとって必聴の一作。27年間にわたるバンドの歴史と情熱が詰まった最高峰のサウンドを、ぜひその耳で体感してみてください。
🎵Waiting On a Twist of Fate


