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サイケデリックな毒と剥き出しのパンク精神!The Stone Roses(ザ・ストーン・ローゼズ)の『Garage Flower』は伝説の始まりを刻んだ幻の原点

alternative Rock/Alternative
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The Stone Roses/Garage Flower

1989年の金字塔『The Stone Roses』で世界を魅了したザ・ストーン・ローゼズ。しかし、彼らがその数年前にプロデューサーのマティン・ハネット(Martin Hannett)と共に制作しながらも、諸事情によりリリースが見送られていた幻の音源が『Garage Flower』です。

後に「マドチェスター」と呼ばれるダンサブルで煌びやかなグルーヴを確立する前の、若きバンドが放つ荒々しくサイケデリックなパンク〜ガレージ・ロック・サウンドが凝縮。ストーン・ローゼズの「原点」を知る上で絶対に外せない貴重かつエネルギッシュな一作となっています。

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ジャンルと音楽性

本作のジャンルは「オルタナティブ/ポストパンク/初期インディー・ロック」です。

名盤として知られる1stアルバムの持つグルーヴィーでダンサブルな音像とは異なり、ディストーションの効いた歪んだギターサウンドと、80年代ポストパンク特有のダークで攻撃的なビートが前面に押し出されています。

ジョン・スクワイアのギターはエッジが効いたソリッドなリフを刻み、イアン・ブラウンのボーカルも後年の気怠いスタイルとは一味違う、若さ溢れるシャウトやダークなアプローチを見せています。パンクの衝動感と初期サイケデリック趣味が融合した、極めてソリッドな音楽性を体感できます。

The Stone Roses/Garage Flower

おすすめのトラック

  • 「Getting Plenty」 アルバムの幕開けを飾る、疾走感あふれるオープニングナンバー。エッジの効いたギターリフとアグレッシブなリズムセクションが聴き手のボルテージを一気に引き上げる、初期ローゼズの勢いを象徴する一曲です。
  • 「Trust a Fox」 ソリッドなギターのカッティングとダークなベースラインが印象的なトラック。ポストパンクの冷徹さと初期パンクの衝動が心地よく交錯し、バンドの持つ若き日の攻撃性を感じさせます。
  • 「So Young」 彼らの記念すべきデビューシングルでもある初期の代表曲。疾走するビートに乗せてイアン・ブラウンが青く尖った歌声を響かせる、ガレージパンク的なアグレッションが爆発した名曲です。
  • 「I Wanna Be Adored」 後に1stアルバムの冒頭を飾る永遠のアンセムの初期セッション・バージョン。重厚でダークなうねりを上げるベースラインと幾重にも重ねられたサイケデリックなギターが、怪しくも美しい空間を生み出しています。

アルバム総評

The Stone Roses(ザ・ストーン・ローゼズ)の『Garage Flower』は、歴史的名盤を生み出す直前のバンドが持っていた、剥き出しのエネルギーと青々しい衝動を今に伝える貴重な音源集です。

1stアルバムで見せたダンサブルなルーツとは一味違う、ソリッドでガレージ感溢れるサウンドは、ストーン・ローゼズのファンはもちろん、80年代のUKポストパンクやガレージロックを愛するリスナーにも強く刺さる仕上がりとなっています。彼らのもう一つの素顔を、ぜひその耳で体感してみてください。

🎵I Wanna Be Adored

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