The Clash/Hits Back
The Clashの2枚組CDおよび3枚組LPのベスト盤『Hits Back』は、2013年9月9日にソニー・レガシーよりリリースされました。
本作の最大の特徴は、そのランニング・オーダーにあります。すべてのショーが異なっていたThe Clashにおいて、ジョー・ストラマーはダイナミクス、感情的インパクト、そして楽曲のキーを考慮しながら多くの時間をセットリストの構成に費やしていました。本作のトラック順は、1982年7月10日のカスバ・クラブUKツアー、ブリクストン・フェアディールでのセットリストに基づいており、ミック、ポール、トッパーも関与しています。その夜に演奏されなかった7曲はアルバム末尾に追加されています。
本作はミック・ジョーンズが「これ以上のClashリリースは考えていない」と語った、実質的に最後のバンド関与によるリリースとして知られています。
ジャンルと音楽性
The Clashのコンピレーションとして何であるべきかを正確に理解し、過度に考えすぎることを拒否した本作は、トラック選曲が賢明で自信に満ち、バンドのアイデンティティを薄めることなく、その幅を真に体現しています。パンクアンセムだけに偏らず、ラジオ向けカットだけに偏らず、緊迫感、政治性、グルーヴ、実験性を自然な形でバランスさせており、唸るような初期クラシックからダブ色の強い迂回路、そして引き締まった後期マテリアルへと曲が流れていきます。

The Clash/Hits Back
おすすめのトラック
- London Calling
The Clashを語るうえで避けては通れない、バンド最大のシグネチャー・ソングです。
「London Calling」「Rock the Casbah」「Should I Stay or Should I Go」といったビッグヒットが揃う本作において、中でもこの曲は核心中の核心です。2012年ミックスによるリマスター版で収録されており、核の時代への恐怖と反抗を叫んだこの3分20秒は、40年以上が経過した今も少しも古びていません。 - Bankrobber
4分35秒のダブ色の強いこのトラックは、The Clashの音楽的冒険心を最もよく体現した一曲です。
レゲエとパンクの境界線を軽々と越えたこの楽曲は、バンドがジャマイカ音楽から受けた影響を最も純粋な形で示しており、本作においても際立った存在感を放っています。 - The Magnificent Seven
5分35秒という本作最長トラックのひとつで、The Clashのファンク・ヒップホップへの早すぎた挑戦を記録した楽曲です。
スタジオ版でありながら、ライブのセットリスト順に配置することで新たな文脈と聴き応えが生まれるというこのアルバムのコンセプトが最も効果的に機能するトラックのひとつで、今改めて聴くとその先見性に驚かされます。 - Should I Stay or Should I Go
アルバムを締めくくる、世界中で愛されるThe Clashの決定版アンセムです。
「Hits Back」の末尾に収録されたその夜に演奏されなかった7曲のひとつで、ミック・ジョーンズのギターが炸裂するこのロックンロールの教科書は、コンピレーションの大団円として完璧な役割を果たしています。ジョー・ストラマーが手書きで書いたセットリストの先に存在する、バンドの遺産の結晶です。
アルバム総評
「これはおそらくThe Clashの周辺で最高のコンピレーションだ。レコードは過度にプロデュースされることなく完璧なサウンドを持ち、生々しさと怒りがすべてのグルーヴに残っている」という評価が示す通り、本作はただの寄せ集めを超えた一枚です。ライブ・パフォーマンス用に最適化されたランニング・オーダーによる独特の鑑賞体験、アグレッシブなリマスターのサウンド、そして型破りなトラック順が、通常のThe Clashコンピレーションに新たな視点をもたらしています。The Clashを初めて聴く人にとって最良の入口であり、長年のファンにとっても新たな発見をもたらす、稀有なベスト盤です。
🎵Should I Stay or Should I Go


