Mayday Parade/A Lesson in Romantics
フロリダ州タラハシー出身のロックバンド、Mayday Paradeのデビュースタジオアルバム『A Lesson in Romantics』は、2007年7月10日にフィアレス・レコードよりリリースされました。キッド・ネームド・シカゴとディファイニング・モーメントという二つのローカルバンドの合流から生まれたバンドが、2007年1月から2月にかけてジョージア州アトランタのツリー・サウンドで録音し、ザック・オダムとケネス・マウントがプロデュースを担当した全12曲・46分42秒の本作は、ビルボード・ヒートシーカーズ・チャートで8位を記録し、ゴールド認定を獲得しています。
2022年、リリースから15年後にイースタン・エコーが「Mayday Paradeはアイコニックなレコードの書き方を知っている。これは何年もリピートされ続けるだろう」と評したほど、本作は時を経るごとにその評価を高めています。
ジャンルと音楽性
ポップパンク、エモ、オルタナティブ・ロックを横断するサウンドが本作の持ち味です。もし『A Lesson in Romantics』が2004年、「The Places You Have Come to Fear the Most」「Deja Entendu」「Ocean Avenue」が熱狂を呼んでいた最中にリリースされていれば、もっと早く正典として認められていたかもしれないと指摘されるほど、時代を少し超えた完成度を持つ作品です。デレク・サンダーズとジェイソン・ランカスターの二人のボーカルが交互に歌い上げるデュアル・ボーカル・スタイルが全編のハイライトで、恋愛の喜びと苦しみを赤裸々に描いた歌詞が世代を超えて共鳴し続けています。

Mayday Parade/A Lesson in Romantics
おすすめのトラック
- Jamie All Over
プラチナム認定を受けた本作最大のヒット曲で、2008年5月20日にシングルとしてリリースされました。
遠距離恋愛の切なさと再会への渇望を描いた歌詞と、キャッチーなコーラスが絶妙に絡み合うこのトラックは、Mayday Paradeの代名詞として今なお世界中のファンに愛されています。 - Miserable at Best
「Miserable at Bestはエモ史上最も文化的に重要なバラードのひとつであり、美しく書かれ美しく演奏された曲で、このアルバムのスタンドアウトであることは正当」と評されています。
ジェイソン・ランカスターのボーカルが最も感情的に輝く6分超の大曲で、別れの痛みを包み隠さず描いた歌詞がリスナーの心を深く刺す、アルバムの絶対的な核心部です。 - Jersey
「Jersey」はこのアルバムのバンガーのひとつとして繰り返し名前が挙がる人気曲です。
疾走するビートとデュアル・ボーカルの絡み合いが最高潮に達するこのトラックは、ライブでも観客が一斉にシンガロングする定番曲として知られており、ポップパンクの持つ解放感と多幸感が凝縮されています。 - When I Get Home, You’re So Dead
バンドのデビュー・シングルとして2007年12月3日にリリースされ、同年6月6日にマイスペースでプレミア公開されました。
「家に帰ったらただじゃおかない」という挑発的なタイトルの下、怒りと愛が入り混じる複雑な感情をポップパンクのエネルギーに乗せた一曲で、このバンドが最初に世界に名乗り出た重要曲です。
アルバム総評
本作はロック・サウンドの「史上最も必須なポップパンクアルバム51枚」リストに選出され、スポティファイで10億回以上の再生を記録しています。フィアレス・レコードの社長ボブ・ベッカーが「本当に信頼できて、明らかに優れたミュージシャンで、タイトなサウンドを持っていた」と語った通り、デビュー盤にしてこの完成度は驚異的です。2017年の10周年記念盤リリース、そして今なお続くストリーミングの爆発的な数字が、この一枚の普遍的な輝きを証明しています。
🎵Jamie All Over


