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Descendents(ディセンデンツ)『Bonus Fat』― ウェスト・コースト・ハードコアの原点にして、後のポップパンク・シーンすべての源流がここにあります

punk Punk/SkaPunk/Garage
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Descendents/Bonus Fat

アメリカのパンクロックバンド、Descendentsのコンピレーション・アルバム『Bonus Fat』は、1985年にニュー・アライアンス・レコードよりリリースされました。1979年のデビューシングル「Ride the Wild」/「It’s a Hectic World」、1981年のFat EP全5曲、そして1981年のニュー・アライアンス・コンピレーション『Chunks』収録の「Global Probing」を一枚に集成した全7曲・10分4秒というコンパクトな作品です。1987年にニュー・アライアンスがエスエスティーに売却された後、エスエスティーがEP、カセット、CDで再発。1988年にはデビューアルバム『Milo Goes to College』と合わせて『Two Things at Once』として発売されています。

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ジャンルと音楽性

バンドの1979年録音の2曲「Ride the Wild」と「It’s a Hectic World」は、ミロ・オーカーマンがバンドに加入する前に録音されたもので、ハードコアパンクがバンドのサウンドを変える以前のサーフロック的な質感を持っています。一方、1981年録音のFat EP収録の5曲はDescendentsの典型的なサウンドに近く、ハードコアパンクとパワーポップを融合させた独自スタイルが確立されています。

ノイジーでローなポップパンクというジャンルが、わずか10分の中に凝縮されており、後のポップパンク・シーンに多大な影響を与えたバンドの原点を体感できる貴重な一枚です。

Descendents/Bonus Fat

おすすめのトラック

  • Ride the Wild
    バンドが1979年1月にハーモサビーチのメディア・アートで録音した最初の楽曲のひとつで、ミロ・オーカーマン加入前のDescendentsを知ることができる貴重なトラックです。サーフロック的な質感を持つこの曲は、後のハードコアパンクへの転換を知るリスナーにとって驚くほど異質に響きますが、それこそがバンドの原点の純粋さを物語っています。
  • Hey Hey
    Fat EPを代表する、Descendents屈指の隠れた名曲です。
    「Descendentsの最も見過ごされている曲のひとつで、おそらく彼らの最高傑作のひとつ」として長年のファンから絶賛されるこのトラックは、ハードコアの爆発力とキャッチーなメロディが最も理想的な形で融合した一曲です。10分というアルバム全体の中でも特に輝きを放つ、発見の喜びに満ちたハイライトです。
  • Global Probing
    ニュー・アライアンス・コンピレーション『Chunks』に収録されていた楽曲で、このコンピレーションに収録された中でDescendentsらしいサウンドに最も近いトラックです。ミロが「試し続けて諦めるな」という自己啓発的な歌詞と、多くの場合望むものは手に入らないという確信を同時に歌うという、Descendents一流の皮肉と真摯さが絡み合う傑作です。
  • Mr. Bass
    Fat EPを彩る、Descendentsのポップセンスが全開になる一曲です。
    リスニング・アピールに優れた楽曲として多くのリスナーに挙げられるこのトラックは、ベースラインが全面に出た独特のグルーヴを持ち、2分9秒という短さの中にDescendentsの魅力がぎゅっと凝縮されています。ハードコアの爆発力を保ちながら、ポップな親しみやすさも失わないこのバランス感こそが、Descendentsを特別な存在にしている理由です。

アルバム総評

ディスコグスでの平均評価4.29という高評価が示す通り、『Bonus Fat』はDescendentsファンの間で長年「お気に入りのDescendentsアルバム」として語り継がれてきた傑作です。1979年から1981年にかけてのバンドの進化を、わずか10分4秒という驚異的なコンパクトさで体感できる本作は、ウェスト・コースト・ハードコアの歴史的文書として、そして後のポップパンク・ムーヴメントの源流として、今なお輝き続けています。『Milo Goes to College』と合わせた『Two Things at Once』でバンドの初期キャリアをまとめて体験することをぜひおすすめします。

🎵Ride the Wild

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