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The Delmonas(ザ・デルモナス)『Dangerous Charms』― ビリー・チャイルディッシュとザ・ミルクシェイクスが後ろで轟くガレージサウンドに乗せて、3人の女性が「ボーイズ・ボーイズ・ボーイズ」を叫び続けた1985年の傑作

Grage Punk/SkaPunk/Garage
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The Delmonas/Dangerous Charms

イングランドのガレージロックバンド、The Delmonasのデビューアルバム『Dangerous Charms』は、1985年にビッグ・ビートよりリリースされました。ルイーズ・ベイカー、ヒラリー、そしてミス・ルデラ・ブラックという3人の女性ボーカリストからなるバンドで、ビリー・チャイルディッシュが作曲とライナーノーツを担当し、ザ・ミルクシェイクスがアレンジとプロデュースを務めています。全16曲中8曲はすでにリリースされていたシングルからの収録ながら、レート・ユア・ミュージックでの評価4.54という驚異的な高評価が、このアルバムの普遍的な魅力を雄弁に語っています。2000年にはBBC・セッション音源を追加したCD版が再発されています。

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ジャンルと音楽性

ガレージロックを核に据えた本作は、ザ・ヘッドコーティーズホリー・ゴライトリーに馴染みのあるリスナーなら即座に「これだ」と感じる、少女的な楽しさとガレージの生々しさが共存するサウンドが持ち味です。カヴァー曲が多いながらも、3人の女性ボーカリストが独自のスピンをかけることで完全に「デルモナスのもの」として機能しています。ザ・ミルクシェイクスの荒々しいギターサウンドをバックに、3人が声を張り上げる様は、50年代から60年代のR&Bとガールグループの文化を1980年代の反骨精神で蒸留した唯一無二の体験です。

The Delmonas/Dangerous Charms

おすすめのトラック

  • Peter Gunn Locomotion
    アルバムの幕開けを飾る、二つのクラシックを大胆に合体させたオープナーです。
    ヘンリー・マンシーニのスパイ映画テーマ「ピーター・ガン」とリトル・エヴァの「ロコモーション」を一つに融合させるというアイデアは、The Delmonasとザ・ミルクシェイクスにしか思いつかない奇才の産物です。ザ・ミルクシェイクスのプロデュースによる荒削りなガレージサウンドに乗せて、3人の女性ボーカルが躍動するこのオープナーは、このアルバムが何者かを最初の一音で完璧に宣言しています。
  • Hello I Love You
    ザ・ドアーズのロック・クラシックを、ガール・ガレージ流に完全に「強奪」した一曲です。
    オリジナルの妖艶さはそのままに、3人の女性ボーカルとザ・ミルクシェイクスの荒削りなギターが加わることで、全く異なる生命力を帯びています。The Delmonasというバンドの本質を一曲で体験したいなら、まずこれを聴くべきです。
  • C.C. Rider
    マ・レイニーの古典ブルースをザ・ミルクシェイクスのプロデュースでガレージ化した一曲で、リスナーから「アイ・アドア」と絶賛されるアルバムの隠れたハイライトです。
    ブルースのルーツとガレージロックの衝動が最も有機的に融合したこのトラックは、The Delmonasの音楽的バックグラウンドの深さと、スタイルを超越する解釈力を如実に示しています。
  • Lies
    ボー・チャールズとバディ・ランデルの楽曲をカヴァーした一曲で、アルバムを通じて最もよく知られたトラックのひとつです。
    ビービーシー・セッション版も別途収録されるほど重要な一曲で、The Delmonasのシンガロング的な魅力が最高潮に達するこのトラックは、ガレージロックとガールグループの文化が最も自然に溶け合った瞬間を封じ込めています。

アルバム総評

ザ・ヘッドコーティーズホリー・ゴライトリーより前に存在したこのバンドが、1985年という時代にこれほど完成された「ガール・ガレージ・ロック」を生み出していたことは、今改めて驚くべき事実です。ビリー・チャイルディッシュのソングライティングとザ・ミルクシェイクスのプロダクションによって支えられながらも、3人の個性が全編に渡って輝き続けるこのアルバムは、レート・ユア・ミュージックで1985年ベスト544位にランクインするなど、40年の時を経てその評価をさらに高めています。ガレージロック好きなら必ず手に取るべき、時代を超えた傑作です。

🎵Peter Gunn Locomotion

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