The Misfits/Collection
The Misfitsの1986年のコンピレーション・アルバム『Collection』(正式タイトルは「Misfits」、Collection 1またはCollection Iとも呼ばれる)は、全20曲を収録した作品です。1982年の『Walk Among Us』、1983年の『Earth A.D./Wolfs Blood』、1985年の『Legacy of Brutality』の楽曲に加え、バンドの初期シングルが含まれています。
バンドが1983年に解散した後、ボーカリストでファウンディング・メンバーのグレン・ダンジグが選曲を担当しました。プラン9とキャロライン・レコードより1986年7月1日にリリースされた本作は、メタリカとガンズ・アンド・ローゼズによるカヴァーや影響を受けた旨の公言によって、グレン・ダンジグのソロキャリア以上にバンドの知名度を押し上げました。
ジャンルと音楽性
ミスフィッツの演奏は常に粗削りで技術的に洗練されているとは言えませんでしたが、楽曲そのものの素晴らしさが低予算録音の欠点を補って余りありました。ルーズでマッディなパフォーマンスが、咆哮するチューンの魅力に一役買っています。ホラーパンクとハードコアパンクを核に、Bムービーのモンスター、宇宙人、ゾンビといったホラー的世界観を歌詞に昇華させたサウンドが全編を支配しています。

The Misfits/Collection
おすすめのトラック
- Horror Business
初期シングルからの収録曲で、ミスフィッツのホラー的世界観とパンクの爆発力が最も純粋に融合した一曲です。
「Horror Business」はEPからのトラックで、ルーズでマッディなパフォーマンスがこのホラーパンクの魅力を最大限に引き出しています。 - Night of the Living Dead
ジョージ・A・ロメロの同名映画へのオマージュとして書かれた不滅のアンセムです。
いかなるパンクコレクションも「Night of the Living Dead」なしには語れないほどの重要曲として評価されており、ミスフィッツの入門盤として本作を手に取るすべてのリスナーを虜にする一曲です。 - Astro Zombies
宇宙ゾンビをテーマにした、このバンドのサイエンスフィクション的世界観が全開になる一曲です。
「Astro Zombies」はいかなるパンクコレクションにも欠かせない楽曲として挙げられており、シンプルなコード進行と狂気的なボーカルが生み出す中毒性は、半世紀近くが経過した今も少しも色褪せていません。 - Where Eagles Dare
ブライアン・G・ハットンの1968年の同名戦争映画にインスパイアされた一曲で、本作最大の疾走感を誇るハードコア・トラックです。
「Where Eagles Dare」もパンクコレクションに必須の一曲として評価されており、ミスフィッツのハードコア的な側面が最も鮮烈に爆発する、このアルバムの隠れた最大のハイライトです。
アルバム総評
多くのファンはすでに収録曲の多くを何らかの形で所有していましたが、このコレクションによりバンドのベスト・ソングを一か所にまとめることができました。また、将来のファンがバンドのアイコニックなオリジナル・ラインナップの録音を掘り下げる素晴らしい出発点ともなりました。
メタリカをはじめとするスラッシュメタルとハードロックの著名なアーティストたちによってカヴァーされ影響源として言及されるまで、ミスフィッツは全国規模での露出を経験していませんでした。長年のファンにも、初めてミスフィッツに触れるリスナーにも、この一枚は完璧な入口として今なお輝き続けています。
🎵Skulls


