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流麗なシンセと変容するサイケデリア!Tame Impala(テーム・インパラ)の『Currents』は音楽シーンの潮流を塗り替えた時代を超越するポップの金字塔

Pop Pop/Soul/Jazz
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Tame Impala/Currents

前作『Lonerism』でグラミー賞にノミネートされ、現代サイケ・ロックの最高峰としての地位を確立したTame Impala(テーム・インパラ)。彼らが2015年に発表した3rdアルバム『Currents』は、従来のギター中心のサイケデリック・サウンドから、ヴィンテージ・シンセとR&B/ポップスの要素を前面に打ち出した大傑作です。

作詞・作曲・録音・プロデュースのすべてをケヴィン・パーカー単独で手掛けた本作は、個人的な失恋や自己変容のプロセスを幻想的な音響で描いたプロダクション。世界中で爆発的なヒットを記録し、ヘッドライナー級アーティストへの飛躍を決定づけました。

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ジャンルと音楽性

本作のジャンルは「サイケデリック・ポップ/シンセ・ポップ/ネオ・サイケデリア」です。

1st、2ndで見せた60s〜70s的なサイケ・ロックのギターアプローチから一転、70s〜80sのR&B、ファンク、ディスコ、ソウル、そして現代のヒップホップ・ビートを取り入れた流麗なシンセ・ポップへと劇的な進化を遂げています。

艶やかなアナログ・シンセサイザーのレイヤー、メロウでファンキーなベースライン、そして歪んだドラムビートが絶妙な浮遊感を生み出します。ケヴィンの甘く切ないファルセット・ボーカルが重なり、耳の肥えたロックファンからポップスリスナーまでを魅了する、極上のドリーム・ポップ音像を構築しています。

Tame Impala/Currents

おすすめのトラック

  • 「Let It Happen」アルバムの幕開けを飾る7分超えのサイケ・ディスコ・アンセム。フィルターのかかったループや突如挿入されるCD飛びのようなエフェクトなど、実験的でありながら最高にダンサブルな大名曲です。
  • 「The Less I Know the Better」一度聴いたら頭から離れない中毒性の高いベースリフが強烈な世界的大ヒット曲。R&B的グルーヴと甘美なメロディラインが交錯する、10年代を代表するポップ・トラックです。
  • 「Eventually」重厚でノイジーなシンセ・リフと、開放的なサビのコントラストが美しいエモーショナルなナンバー。別れとその先にある希望をドラマチックな音響スケールで描き切っています。
  • 「New Person, Same Old Mistakes」リアーナ(Rihanna)がカバーしたことでも有名な、アルバムを締めくくるメロウなサイケ・R&B。ウネる低音と緻密なレイヤーワークが圧巻のグルーヴを生み出しています。

アルバム総評

Tame Impala(テーム・インパラ)の『Currents』は、サイケデリック・ロックの美学と現代ポップ・プロダクションが奇跡的な高次元で融合した1枚です。

極上の音響体験とダンサブルなグルーヴ、そして胸を締め付ける旋律は、インディー・ロックファンはもちろん、R&Bやエレクトロ・ポップを愛するすべての音楽ファンにとって必聴の作品。時代の「潮流(Currents)」を変えた最高峰のサウンドを、ぜひ体験してみてください。

🎵The Less I Know the Better

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