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バッド・カンパニー・UK『Ice Station Zero』―ドラム・アンド・ベースのスーパーグループが放つ、10曲のスコーチング・ベースが氷点下の熱狂を生み出す、待望の4thアルバムがここにあります

House House/Electronic
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Bad Company UK/Ice Station Zero

イングランド出身のドラム・アンド・ベース・スーパーグループ、バッド・カンパニー・ユーケーの4thスタジオアルバム『Ice Station Zero』は、2018年5月11日にラム・レコードよりリリースされました。ディービリッジ、ディージェー・フレッシュ、マルディーニ、ヴェガスの4名からなる本グループが、16年ぶりにリリースした新作アルバムで、ラム・レコードからの初リリースとなっています。全10トラックのうち4曲は先行リリース済みで、残り6曲が新曲という構成で、長年のファンへの贈り物と新たなサウンドの両方を詰め込んだ一枚です。

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ジャンルと音楽性

ドラム・アンド・ベースを核に据えながら、シネマティックなテーマが全編を貫き、スウィーピングでドラマチックな雰囲気、ヘイナスなベースの変容、ストリップバックされたアナログ的なプロダクション・アプローチが持ち味です。10トラックの本格的なスコーチング・ベースが、バッド・カンパニーが何者であるかを完璧に体現しています。かつての90年代後期のサウンドへの敬意を示しながら、バンドのルーツを反映しつつも、いかに基準を設け続けているかを示すトラック群が揃っています。

Bad Company UK/Ice Station Zero

おすすめのトラック

  • Equilibrium
    アルバムの幕開けを飾るオープナーです。
    タイトル通り「均衡」をテーマにした本曲は、バッド・カンパニー・ユーケーの緻密なサウンドデザインが光る一曲で、ドラム・アンド・ベースの攻撃性と繊細なシネマティックな音像が絶妙なバランスで共存しています。16年ぶりのアルバムの入口として、バンドの変わらぬ本質と進化の両方を提示してくれます。
  • Nomad
    90年代後期のバッド・カンパニーのサウンドを引き継いだ6分51秒の大作です。
    かつて彼らが確立した荒々しいドラム・アンド・ベースの美学を現代のプロダクションで甦らせており、長年のファンが最も歓喜する一曲です。ゆったりとした展開の中に緊張感が漲り、終盤へ向けて音圧が増していく構成は、まさにバッド・カンパニーの真骨頂です。
  • Ruckus feat. $パイダ
    ラジオ1でデビューし、「タランチュラ」のヴァイブを持つとして賛否を巻き起こしたラッパーの$パイダをフィーチャーした一曲です。ドラム・アンド・ベースとラップの融合という挑戦的なアプローチが、バンドのジャンルの境界を押し広げようとする姿勢を体現しています。
  • Ice Station Zero feat. キル・ザ・ノイズ & マット・ゾー
    アルバムのタイトルトラックにして、6分20秒の最長曲です。
    キル・ザ・ノイズとマット・ゾーという異ジャンルのプロデューサーを迎えた本曲は、ドラム・アンド・ベースとエレクトロニック・ミュージックの境界線を大胆に踏み越えた実験的な一曲です。タイトルが示す氷点下のような冷徹さと、轟く低音の熱量が真っ向から衝突する、このアルバムの核心部と言えます。

アルバム総評

ボディ・オブ・ワークとして聴くとき、このアルバムは新たな意味を帯びます。バッド・カンパニー・ユーケーの初期作品が持つ伝説的な輝きと比べられることは避けられませんが、16年間のブランクを経て4人が再集結し、ラム・レコードという新天地で生み出した本作は、ドラム・アンド・ベースシーンへの真摯な敬意と進化の意志を示しています。ディービリッジ、ディージェー・フレッシュ、マルディーニ、ヴェガスの4人が証明したのは、時間は彼らのグルーヴを消せないということです。

🎵Nomad

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