
スカ、ポップ、ニューウェーブのエネルギーが弾けるNo Doubtの原点『No Doubt』。躍動感あふれる演奏が、カリフォルニアの陽気な空気を詰め込んだデビュー作
1992年にリリースされたノー・ダウトのデビューアルバム『No Doubt』は、後の大ヒット作『Tragic Kingdom』とは異なる、より純粋なスカ・ポップサウンドに満ちた作品だ。ギターのカッティング、ブラスの響き、グウェン・ステファニーのエネルギッシュなボーカルが絡み合い、80年代後半のカリフォルニアのスカシーンを色濃く反映している。このアルバムは商業的な成功を収めることはなかったが、バンドの音楽的なルーツや個性を知る上で非常に重要な作品だ。