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洗練された極上のソフィスティ・ポップ!バーシアが1987年に放った、都会的でスウィートなラテン・ジャズの奇跡『Time and Tide』

Pop Pop/Soul/Jazz
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Basia/Time and Tide

1980年代半ば、アシッド・ジャズやラテン・フレーバーを絶妙にブレンドしてUKクラブシーンを席巻したグループ「マット・ビアンコ(Matt Bianco)」。その初代歌姫として唯一無二の存在感を放ち、満を持して1987年にソロデビューを果たしたのが、ポーランド出身のシンガー、バーシア(Basia)です。 彼女がリリースした1stソロ・アルバム『Time and Tide』は、洗練された都会の夜を彩る「ソフィスティ・ポップ(Sophisti-pop)」の最高峰であり、世界中で数百万枚のセールスを記録したメガヒット作。まるで良質なカクテルを味わっているかのようなスウィートで洒脱なサウンドデザインは、今聴いても一瞬で心がときめく極上のポップ・アートです。

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ジャンルと音楽性

本作の音楽ジャンルは、「ソフィスティ・ポップ」「ラテン・ポップ」「スムーズ・ジャズ」、そして「AOR」に分類されます。 ポーランド生まれの彼女が紡ぐ、流暢でいてどこかエキゾチックな響きを持つ英語のボーカルと、マット・ビアンコ時代からの盟友ダニー・ホワイトによる緻密なアレンジが本作の核。ボサノヴァやサンバ、サルサといった中南米の陽気で心地よいリズムをベースにしつつ、80年代の洗練されたブリティッシュ・ポップのエッセンスやシンセサイザーのレイヤーを融合させています。3オクターブ半とも言われるバーシアの驚異的な歌唱力と、透明感あふれるハイトーンのフェイクが、どの楽曲にも至福の多幸感と爽快感を吹き込んでいます。

Basia/Time and Tide

おすすめのトラック

  • 「Promises」アルバムを代表する、最高にダンサブルで洒落たラテン・ジャズ・ポップです。イントロの弾むようなキーボードと軽快なパーカッションが鳴り響いた瞬間、目の前に洗練された都会のダンスフロアが広がります。バーシアの歌声が軽やかにステップを踏むようにサビへと駆け抜ける展開は極めてキャッチーで、一度聴けば身体が自然と踊り出してしまう不滅のキラーチューンです。
  • 「New Day for You」日本でもTVCM等でお茶の間におなじみとなり、バーシアの名を広く知らしめた大ヒット曲です。哀愁を帯びた、それでいて非常にポジティブなエネルギーに満ちたホーン・セクションと、どこかノスタルジックなメロディラインが絶品。朝の通勤・通学、晴れた日のドライブをこれ以上なく爽やかに演出してくれる、80sポップスを象徴するポップアンセムです。
  • 「Time and Tide」アルバムのタイトル曲であり、バーシアのシンガー、そして大人の表現者としての真骨頂を味わえる珠玉のソウル・バラードです。しっとりと濡れたような哀愁漂うサックスの音色と、艶やかで包み込むような彼女のハスキーなボーカルが完璧に溶け合っています。都会の真夜中の静寂や、少し切ない恋心を美しく描き出した、AOR史上に残る傑作スロウ・ナンバーです。
  • 「Astrud」ボサノヴァの女王、アストラッド・ジルベルト(Astrud Gilberto)へのリスペクトを捧げた、極上のアコースティック・ボサノヴァ・ポップです。小気味よく爪弾かれるギターとフルートの柔らかい音色に乗り、バーシアが優しく囁くように、かつロマンチックにスキャットを交えて歌い上げます。穏やかな海風が部屋の中に吹き込んでくるかのような、究極の癒やしに満ちた1曲です。

アルバム総評

『Time and Tide』は、1980年代後半という「最も音楽が洗練され、大人のための上質なポップスが数多く生み出された時代」の空気を120%真空パックした名盤です。 ただお洒落なだけでなく、ソングライティングの緻密さとバーシアの圧倒的な歌唱力という盤石な土台があるからこそ、リリースから約40年が経過した今聴いても一切色褪せることのない普遍的な美しさが宿っています。

近年のシティー・ポップの世界的ブームやAOR、スムーズ・ジャズの再評価にも100%フィットする本作。週末のリラックスタイム、お気に入りのドリンクを片手にスピーカーのボリュームを上げて、彼女が届けてくれるスウィートでエレガントな南国の風に身を委ねてみてください。

🎵New Day for You

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