スポンサーリンク
スポンサーリンク

バットモービル『Bail Was Set At $6,000,000』―「Kiss Me Now」から「Ace of Spades」まで、ライブのたびに観客を狂乱させてきた名曲たちが一枚に結集した、欧州サイコビリー史の金字塔がここにあります

Rockabilly/Psychobilly
スポンサーリンク

Batmobile/Bail Was Set At $6,000,000

オランダのサイコビリーバンド、バットモービルの2ndスタジオアルバム『Bail Was Set At $6,000,000』は、1988年にネルヴォス・レコードよりリリースされました。1983年に結成された伝説的なバットモービルは、イギリス以外のバンドとして初めて影響力のあるサイコビリークラブ「クラブ・フット」に出演した最初のバンドとして知られています。本作ではこれまでのアルバムよりもギターをフロントに押し出すことで、バットモービルとして最もヘヴィなサウンドを実現しており、「Kiss Me Now」「Calamity Man」、そしてモーターヘッドのカヴァー「Ace of Spades」といった長年のライブ定番曲が詰まった充実の全12曲です。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
  

ジャンルと音楽性

サイコビリーを核に、前作よりもギターの比重を高めることでわずかにヘヴィなサウンドへと進化を遂げています。スラップベースの躍動感とオーバードライブしたギターの轟音、そしてバットモービル独特のホラー的・ユーモラスなボーカルスタイルが三位一体となって展開するサウンドは、ロカビリーの原始的な衝動とパンクの爆発力が最もうまく融合したサイコビリーの理想形です。モーターヘッドのカヴァーを収録するという大胆な選曲も、このバンドの音楽的な幅と自信を示しています。

Batmobile/Bail Was Set At $6,000,000

おすすめのトラック

  • Kiss Me Now
    アルバムの幕開けを飾る、バンドの長年のライブアンセムです。
    バットモービルの代名詞的な一曲として長年のライブ定番曲となっており、デモバージョンもボーナストラックとして収録されるほど、バンド自身がこの曲に特別な思い入れを持っています。スラップベースが引き込み、ギターが轟き、ボーカルが煽る三位一体の構成は、サイコビリーの醍醐味を一曲に凝縮しています。
  • Calamity Man
    「Kiss Me Now」と並んでライブの定番曲として長年愛されてきた一曲です。
    「カラミティ(災難)な男」というタイトルが示すユーモアと、バンドのヘヴィなギターサウンドが絶妙に絡み合い、ライブでは観客のシンガロングが巻き起こる、本作の核心部に位置するアンセムです。
  • Gorilla Rock
    サイドBの幕開けを飾る、剥き出しの野生が爆発する一曲です。
    タイトル通りの原始的なエネルギーとグルーヴが全開になるこのトラックは、バットモービルのヘヴィなギター路線が最もストレートに発揮された一曲で、スラップベースとドラムが一体となった疾走感は聴き手の体を自然と動かします。
  • Ace of Spades
    モーターヘッドの不滅のアンセムをバットモービル流のサイコビリーに翻訳したカヴァー曲です。オリジナルのスピードと攻撃性を完全に受け継ぎながら、スラップベースとサイコビリー的な質感を加えることで、唯一無二のバットモービル版「Ace of Spades」として生まれ変わっています。サイコビリーとハードロックの親和性を証明した、このアルバムの最大のサプライズです。

アルバム総評

アマゾンのドイツ語レビュアーが「これは間違いなく彼らの最高傑作だ。すべての良い曲がここに収まっており、全編通して素晴らしい」と絶賛しているように、バットモービルのディスコグラフィの中でも本作は特別な地位を占めています。ギターをより重く武装したことで生まれた本作のヘヴィなサウンドは、サイコビリーシーンに新たな可能性を示し、今日に至るまで欧州サイコビリーの金字塔として語り継がれています。サイコビリーを愛するすべての人に、改めて手に取ってほしい必聴盤です。

🎵Kiss Me Now

タイトルとURLをコピーしました