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Dayglow(デイグロウ)『Dayglow』―9億回再生を誇る男が満を持して放つ、2024年最もピュアで最も誠実なインディポップの傑作がここにあります

Pop Pop/Soul/Jazz
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Dayglow/Dayglow

テキサス出身のシンガーソングライター、スローン・ストラブルが「デイグロウ」名義でリリースした4thスタジオアルバム『Dayglow』は、2024年9月13日にマーキュリー・レコードよりリリースされました。全10曲・33分59秒という構成の本作は、全曲をストラブル自身がカリフォルニア州マリブの自宅スタジオで単独で作詞・作曲・演奏・レコーディング・プロデュース・ミックスまで手がけた完全セルフ・プロデュース盤です。「Fuzzybrain以来の3枚はミックステープのようなものだった。このアルバムをデビュー作として捉えている。セルフタイトル、大きな花火。デイグロウがついに純粋な形で、明確さと自信を持って世界に登場する」というストラブル自身の言葉通り、アーティストとしての真の自己紹介となる一枚です。

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ジャンルと音楽性

インディポップ、ベッドルームポップを基盤に、2010年代のインディミュージック(MGMTザ・ストロークスフェニックスパッション・ピットなど)へのリスペクトを随所に感じさせるサウンドが持ち味です。前作までの象徴的なシンセサイザーを手放し、よりオーガニックなエレクトリックギター主導のサウンドへと原点回帰を果たした本作は、成長と自己発見というテーマをシンプルかつ繊細に描いており、何度聴いても新たな発見がある精巧な作りになっています。

Dayglow/Dayglow

おすすめのトラック

  • Mindless Creatures
    アルバムの幕開けを飾る、デイグロウの原点にして再出発の象徴です。
    16歳の頃に書き始め、2017年にサウンドクラウドで公開されたデイグロウ初のインターネット楽曲を、現在の自分として書き直した全円環的な一曲です。ダンスウォーシーなテンポと遊び心あふれるリズムに乗せて、18歳の自分と現在の自分を行き来する歌詞が胸に刺さります。
  • Every Little Thing I Say I Do
    アルバムの中でストラブルが最初に完成させた、制作の起点となった重要曲です。
    「この曲を作った後、クリエイティブに脳の閉じ込められた部分が解放された感覚があった。ああ、これが自分の音楽のあるべき姿だ、これがデイグロウだ、と感じた」とストラブル自身が語る通り、アルバム全体のトーンとサウンドの方向性を決定づけた一曲です。エレクトリックギター主導の2010年代インディサウンドへの原点回帰が最も鮮やかに発揮されており、聴いた瞬間に「デイグロウらしさ」が全身に広がります。
  • What People Really Do
    キシロフォンの明るい音色が印象的な「Old Friend, New Face」に続いて登場する、力強いストンピングなテンポと際立つリフが特徴の一曲です。エレクトリックギターソロまで披露するこのトラックは、70年代への現代的なオマージュとして、アルバムに生々しい躍動感を与えています。デイグロウファンなら歓喜する、待望のギターサウンドの帰還です。
  • Nothing Ever Does!!!
    パニックアタックについて書かれた、ストラブルが初めて自分自身を最もガードなしに晒した楽曲です。
    デイグロウというアーティスト名の裏に隠れていたスローン・ストラブルという一人の人間の内面が、初めて赤裸々に音楽として表現されており、このアルバムが単なるインディポップ盤を超えた深みを持つ理由がここにあります。タイトルの「!!!」が示す感情の爆発が、一度聴いたら忘れられない一曲です。

アルバム総評

「Can I Call You Tonight?」と「Hot Rod」だけで合計9億回以上のスポティファイ再生を誇るデイグロウが、満を持して世に送り出した本作は、ノー・スキップ・レコードとして多くのファンから絶賛されています。シンセを手放しエレクトリックギターに戻ることで、フィズィーブレインへの原点回帰を果たしながらも、スローン・ストラブルという一人の人間としての成長と複雑さを初めて正面から描いたこのアルバムは、長年のファンにとっては待ちわびた「再会」であり、初めて聴く人にとっては完璧な「入口」となる傑作です。

🎵Every Little Thing I Say I Do

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