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G.B.H.『Leather, Bristles, No Survivors and Sick Boys』― サッチャーのイギリスに憤怒した若者たちの生々しい怒りが、33分34秒に凝縮された1982年最大の問題作がここにあります

punk Punk/SkaPunk/Garage
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G.B.H./Leather, Bristles, No Survivors and Sick Boys

イギリスのハードコアパンクバンド、Charged G.B.H.のコンピレーション・アルバム『Leather, Bristles, No Survivors and Sick Boys…』は、1982年12月にクレイ・レコードよりリリースされました。バーミンガムのFSRスタジオで録音された全15曲・33分34秒の本作は、バンドのクレイ・レコード在籍時のシングルとEPを一枚に集成したもので、マイク「クレイ」ストーンがプロデュースを担当しています。

チャートインしたデビューアルバム『City Baby Attacked By Rats』と高く評価された続作『City Baby’s Revenge』の間に発表された本作は、Charged G.B.H.の多様性と「お前らへの反骨精神」を余すところなく捉えた衝撃のコンピレーションとして、今なおUK・パンク史の重要作として語り継がれています。

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ジャンルと音楽性

1982年、サッチャーのイギリスの暗澹たる社会不安の真っ只中に放たれた本作は、挑発的な歌詞とディーアイワイ精神が時代に幻滅した世代の心に刺さりました。ハードコア、メタル、アングスト、怒り、そしてユーモアというトレードマークの融合が、このバンドをユーケー・パンクシーンのパイオニアとして確立させた理由です。

G.B.H./Leather, Bristles, No Survivors and Sick Boys

おすすめのトラック

  • Race Against Time
    アルバムの幕開けを飾る、文字通り「時間との戦い」を体現する疾走感全開のオープナーです。
    時計の針が追いかけてくるような緊迫感と、G.B.H.のトレードマークであるハードコアの爆発力が一体となったこのトラックは、このコンピレーションが何者かを最初の一音で完璧に宣言しています。
  • Generals
    「アーリー・クラシック」として長年称賛される、反戦メッセージを叩きつけた力強い一曲です。「将軍たち」というタイトルの下、戦争を起こす権力者への怒りを剥き出しにしたこのトラックは、G.B.H.がユーモアと怒りを武器に政治批評を行うスタイルを最も鮮やかに示しています。
  • Sick Boy
    アルバム後半を彩るタイトルの一部にもなった重要曲です。
    「シック・ボーイ(病んだ少年)」というタイトルが示す、社会から疎外された若者の視点と反骨精神が全開になるこのトラックは、G.B.H.がなぜサッチャー時代の若者の声を代弁できたかを体現しています。
  • Alcohol
    アルバムのクロージングを飾る、G.B.H.のユーモアと反骨精神が最も凝縮された一曲です。
    「アルコール」というシンプルなタイトルの下、労働者階級の日常と現実逃避を描いたこのトラックは、G.B.H.の「お前らへの反骨精神」とユーモアが最も笑えて最も痛い形で炸裂します。コンピレーションの締めくくりとして、聴き手に強烈な後味を残す一曲です。

アルバム総評

「このアルバムはパンクロックの歴史における時代を超えた一枚だ。ドタマをかち割り、喉元に叫び続ける。弱い者には向かない」という評価が示す通り、本作はG.B.H.の初期の生々しい爆発力を余すところなく封じ込めた必聴盤です。

挑発的な歌詞とディーアイワイ精神でユーケー・パンクシーンのパイオニアとしての地位を確立したCharged G.B.H.の、シングル期の精髄がここに凝縮されています。コンピレーションとしての完成度の高さと歴史的重要性から、今なお世界中で再発され続けるこの一枚は、UK82パンクを語るうえで欠かせない永遠の名盤です。

🎵Race Against Time

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