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エー・オー・エー(A.O.A.)とオイ・ポロイが魂を共謀させて放ったアナーコ・パンクの絶対的記念碑!1980年代の激動の熱気を最新リマスターで真空パックした不屈のD-Beat&ストリートパンクの聖典『Unlimited Genocide』

punk Punk/SkaPunk/Garage
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A.O.A. & OI POLLOI/Unlimited Genocide

「綺麗に整えられた現代のパンクや、ただ速いだけのハードコアにはもう退屈した。もっとヒリヒリするような政治的メッセージと、脳髄を直撃するザラついた80sノイズを体感したい!」 そんなハードコア・パンク、クラスト、Oi!マニアの乾いた心を120%満たしてくれるのが、A.O.A.とOi Polloiの『Unlimited Genocide』です。 本作が提示するのは、スタジオで綺麗に整えられた商業主義的なロックではなく、D-Beatの凄まじい衝撃波と、労働者階級の現実から絞り出された「生身の怒り」。 最新のリマスタリング技術によって、当時こもりがちだった極悪ウッドベースのような重低音や、チェーンソーのようにノイジーなツインギターの輪郭がクッキリと蘇り、スピーカーから放たれる圧倒的な熱量が、あなたの部屋を一瞬にして1980年代のイギリスの薄暗い地下ギグ会場へと変貌させます。

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ジャンルと音楽性

本作の音楽ジャンルは、王道の「アナーコ・パンク(Anarcho-Punk)」「80s UKハードコア・パンク(UK82)」「Oi!パンク」「D-Beat / クラスト・コア」に分類されます。 最大の特徴は、スプリット盤ならではの「対照的な2つの狂暴性」を1枚で堪能できる点です。 A面(A.O.A.)はディスチャージ直系の怒濤のメタリック・スラッシュD-Beat。破壊的なスピードと荒々しいノイズの壁が迫り来ます。 B面(Oi Polloi)は、怒りの中にどこか哀愁とキャッチーなフックを宿したシンガロング仕様のストリート・パンク。環境保護、反アパルトヘイト、反原発といったシリアスなポリティカル・メッセージを、男臭くかつメロディアスに大合唱させるアプローチ。これら2つの個性が奇跡的な相乗効果を生み出し、1秒の隙もない完璧なD.I.Y.オーディオ・アートを確立しています。

A.O.A. & Oi Polloi/Unlimited Genocide

おすすめのトラック

  • 「Murder In The Woods」A.O.A.(A面)の幕開けをド派手に飾る、森林伐採や野生動物の虐殺をテーマにした彼らの代表的な爆走ハードコア・アンセムです。チープながらも破壊力抜群のドラムロールから、一気にファズが唸りを上げるD-Beatのリズムへと雪崩れ込みます。ボーカルの吐き捨てるようなスクリームと、ディスチャージ『Hear Nothing See Nothing Say Nothing』期を彷彿とさせるザラついたバッキングギターが耳を劈き、アドレナリンを一瞬で沸点まで高めるキラーチューンです。
  • 「All Our Anger」バンド名の由来(All Our Anger)でもある、A.O.A.サイドにおいて最もキャッチーでメロディアスなダーク・ハードコア・ナンバーです。地を這うような鈍く重たいベースラインの上を、悲哀に満ちたギターリフが哀愁たっぷりに駆け抜けます。ただ激しいだけでなく、アナーコパンク特有の「冷戦下の焦燥」を色濃く反映したどこか暗澹たるメロディが胸に突き刺さる、彼らのソングライティング能力の高さが窺える隠れた重要曲です。
  • 「Go Green」Oi Polloi(B面)のトップを飾る、初期の彼らが掲げた「エコ・アナーコ・パンク」の思想を象徴する不屈のOi!パンク・アンセムです。軽快な裏打ちビートに乗せて、ビール片手に肩を組んで大合唱(シンガロング)したくなる「Go! Go! Go Green!」のサビがとにかく痛快。キャッチーなメロディラインと、ストリートパンクのタフなエネルギーが120%の純度で融合した、一度聴いたら一生頭から離れなくなる多幸感抜群のキラーチューンです。
  • 「Punx Or Mice」「お前たちはただ大人しく搾取されるネズミ(Mice)なのか、それとも立ち上がるパンクス(Punx)なのか」と、牙を剥いて現状打破を迫る不退転のメッセージソングです。前のめりに疾走するハイスピードな2ビートと、男臭いコーラスがぶつかり合う凄まじいスピード感。当時のイギリスの過酷な社会情勢の中で、Oi Polloiという表現者が単なるお祭りバンドではなく、強固な美学とアティテュードを持った本物のアンダーグラウンドの闘将であったことを強烈に証明する名演です。

アルバム総評

スプリット名盤『Unlimited Genocide』は、ただ「歴史的に価値がある発掘パンク盤」というお行儀の良い枠組みを遥かに超えた、ロックンロール本来の持つ「野生の牙」と「D.I.Y.(自主独立)の精神」が完璧な黄金比でパッケージされた、今こそ聴くべき一生モノのマスターピースです。 ここにあるのは、商業主義に綺麗に整えられた退屈なイージーリスニングではなく、汗とレザージャケットの匂い、不条理な日常に中指を立てて這い上がる圧倒的なアティテュードそのものです。

耳に残る完璧なサビ、スロウで心地よいOi!ステップの快楽、そしてスピーカーから吹き出す生のエネルギー。これらは現在の80sポストパンク、クラスト、アクティブなアンダーグラウンド再評価の流れにも完全にフィットします。ザ・クラッシュディスチャージ、コンフリクト(Conflict)を愛するパンクスはもちろん、すべての不屈のストリート・ミュージックを愛するロックジャンキーにとって、これは一生モノのコレクションとして手元に置いておくべき、カルトにして究極のマスターピースです。

🎵Punx Or Mice

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