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UB40の『Labour of Love II』は、甘く切ないラヴソングたちが、UKレゲエ独自のスモーキーなサウンドで再解釈され、聴くたびに胸の奥にじんわりと残る!原曲の魅力を尊重しながらも、柔らかく芯のあるサウンドで包み込む

Reggae Reggae/Ska
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1989年にリリースされたUB40の『Labour of Love II』は、イギリスのレゲエ・バンドによるカバーアルバム第2弾であり、前作『Labour of Love』(1983年)の成功を受けて制作された作品です。原曲への敬意とUB40らしいアレンジが絶妙に調和し、レゲエの持つ普遍的な魅力を再び世に問うたアルバムとして、今なお根強い人気を誇ります。本作では、70年代のラヴァーズ・ロックやレゲエの名曲を、柔らかなシンセとスムーズなホーンで包み込んだリラックス感あふれるサウンドが展開され、心地よい時間を演出してくれます。

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ジャンルと音楽性

『Labour of Love II』の核となるのは、UB40ならではのスムーズなポップ・レゲエ。ラヴァーズ・ロックをベースにしながらも、デジタル時代に合わせた洗練された音作りが光ります。電子ドラムやキーボードを効果的に使用しつつ、サックスやトランペットによる有機的なサウンドで温もりを持たせています。原曲のソウルやレゲエのエッセンスを残しつつ、1980年代後半のポップ感覚で再構築されたスタイルは、レゲエ初心者にも入りやすく、日常に溶け込むような聴きやすさが特徴です。

おすすめのトラック

  • Here I Am (Come and Take Me)」
    オリジナルはAl Greenの名曲をUB40流にアレンジ。シンセの優しいリフとアリ・キャンベルの柔らかいボーカルが重なり、包み込まれるような安心感を与えてくれます。シンプルながらも耳に残るメロディと軽快なリズムが心地よく、アルバムのリードトラックにふさわしい仕上がり。
  • The Way You Do the Things You Do」
    The Temptationsの代表曲をレゲエに落とし込んだ好カバー。UB40の持ち味であるメロウなアレンジにより、原曲のソウルフルさとはまた違った温かみを感じられます。恋人と過ごすリラックスした時間にぴったり。
  • Kingston Town」
    Lord Creatorの1960年代クラシックを現代的に蘇らせた珠玉の一曲。ジャマイカの美しい情景と郷愁を感じさせるこのナンバーは、UB40のアレンジによって洗練されたトロピカル感を得て、多くのファンに愛される定番曲となりました。
  • Wear You to the Ball」
    The Paragonsの楽曲をスカとレゲエの中間のような軽やかなグルーヴでカバー。スラップ・ベースの軽快さが印象的で、リズムに身体が自然と乗ってしまう心地よさがあります。
  • Homely Girl」
    Chi-Litesによるソウル・クラシックを、UB40は愛情たっぷりにレゲエ化。恋人を讃える優しい歌詞と、ミディアムテンポのグルーヴが調和し、どこか懐かしい気分にさせてくれます。

アルバム総評

『Labour of Love II』は、UB40の高いアレンジ力とジャンル越境的センスが光る一枚です。単なるレゲエ・カバーアルバムにとどまらず、ポップスやソウルの名曲を見事に再構築し、レゲエを通して再発見させてくれます。聴きやすさと深みのバランスが絶妙で、リラックスしたい時、日常のBGMとしても非常に優秀。80年代後半から90年代初頭の空気感を詰め込んだ、時代を超える一作です。

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