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ザ・ヴァーテックスの『Yeah! Yeah! Yeah!』は、汗と煙が立ち込めるライブハウスの熱気をそのままパッケージしたような、荒削りでリアルなサウンドが魂を揺さぶる!ガレージパンクの疾走感とストリートの荒野を駆け抜けるエネルギーを詰め込んだ、純度100%のロック・アンセム

Grage Punk/SkaPunk/Garage
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ロウでストレートなガレージ・サウンドが炸裂する、The Vertex『Yeah! Yeah! Yeah!』。
タイトルからしてシンプルで挑発的なこのアルバムは、聴く者の理性を吹き飛ばすような爆発的エネルギーと反骨精神に満ちている。荒削りながらも抜群の勢いを持つ演奏と、熱を帯びたヴォーカルが一体となり、まるでライブハウスの汗と煙の匂いが漂ってくるようだ。
The Vertexはパンクとロックンロールの境界を軽々と飛び越え、原初的なロックの衝動を現代に蘇らせたバンドといえる。

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Amazon.co.jp: Yeah! Yeah! Yeah! : The Vertex: デジタルミュージック
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ジャンルと音楽性

『Yeah! Yeah! Yeah!』は、ガレージパンク、パブロック、そして初期パンクのスピリットを融合した作品だ。
ギターリフは歪みきったファズトーンで、シンプルなコード進行ながら耳に残るキャッチーさを備えている。ベースは低く唸り、ドラムは乾いたスネアとタイトなリズムで全体を突き動かす。ヴォーカルは粗削りだが情熱的で、まるでステージ上から観客を煽るような生々しさがある。
全体を通して、スタジオ録音というより“ライブそのまま”のエネルギーを閉じ込めた一枚だ。

おすすめのトラック

  • 「Tonight the Sky Will Be Ours」
    疾走感のあるギター・リフと、メロディアスでキャッチーなヴォーカルラインが組み合わさっており、80年代初期のモッズ・リヴァイヴァルの熱気をそのまま真空パックしたような爽快感がある。アルバムの冒頭を飾るにふさわしい、バンドの代表曲。
  • 「John」
    シンプルなコード進行と、少し切ない雰囲気を持つメロディが、当時のニュー・ウェイヴやパワー・ポップの影響を感じさせる。飾り気のないストレートな演奏が、楽曲の持つ青春の輝きと焦燥感を強調しており、聴く人を選ばない魅力を持っている。
  • 「Yeah! Yeah! Yeah!」
    シンプルなシャウトが繰り返され、バンドの初期衝動的なエネルギーをダイレクトに伝えてくる。演奏時間も短く、パンキッシュな衝動を凝縮したガレージ・ロック/パンク・ナンバーとして楽しめる。
  • 「Hiroshi’s Theme / I Can’t Find My Woman」
    インストゥルメンタルとヴォーカル曲のパートが合体した、ユニークな構成の楽曲です。前半の「Hiroshi’s Theme」は、どこかエキゾチックでミステリアスな雰囲気を持つインストゥルメンタルで、彼らの音楽的な多様性を示している。後半の「I Can’t Find My Woman」へと移行することで、感情的なストーリーが加わり、アルバム全体の中でも特に異彩を放つトラックとなっている。

アルバム総評

『Yeah! Yeah! Yeah!』は、ロックンロールの根源に立ち返るような純粋な衝動の記録だ。
派手な装飾も技巧的な演出もないが、その分だけ「音の力」そのものがストレートに伝わってくる。ガレージパンクというジャンルを愛する人にとってはたまらない一枚であり、また現代の整いすぎた音楽に飽きたリスナーにも新鮮な刺激を与えるだろう。
The Vertexはここで、単なる懐古主義ではなく、“今”の時代にこそ必要なロックの荒々しい生命力を鳴らしている。まさにタイトル通り、「Yeah! Yeah! Yeah!」と叫びたくなるほど痛快なアルバムだ。

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