溢れ出す情熱と、加速するインディー・ポップの真髄
ロサンゼルスを拠点に活動する3人組、Wallows(ワロウズ)。世界中を熱狂させた前作を経て、彼らが辿り着いたのは、バンドとしてのアイデンティティを再定義する『More』という名の到達点です。ジョン・コングルトンとの強力なタッグにより、音の一つ一つがより鋭利に、そしてよりエモーショナルに研ぎ澄まされました。
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ジャンルと音楽性
本作『More』は、従来のインディー・ポップの枠組みを軽々と飛び越え、ガレージ・ロックの衝動性と、洗練されたエレクトロニカのエッセンスを融合させた意欲作です。アルバム全体を貫くのは、タイトルの通り「さらにその先へ」向かおうとする強烈なエネルギー。重厚なリズムセクションと、空間を切り裂くようなギターリフが、ディランとブレイデンのボーカルに新たな命を吹き込んでいます。
注目トラック
- 「Not Alone」 アルバムの幕開けを飾るこの曲は、孤独を肯定し、それを連帯の力へと変えるアンセムです。疾走するビートが、新しい季節の始まりを告げるように響き渡ります。
- 「Deep Dive」 どこまでも深く、潜り続ける。キャッチーな旋律の裏側に潜む、内省的で濃密なサウンドテクスチャが、リスナーを未知の音楽体験へと誘います。
- 「Coffin Change」 現状を打ち破る「変化」への決意を歌った、アルバムの中でも特にエッジの効いた一曲。大胆な構成変化と、予測を裏切るグルーヴが、Wallowsの新境地を見せつけてくれます。
- 「Hide It Away」 隠された感情、そして秘められた願い。繊細なアルペジオと幾層にも重なるコーラスが、心の琴線に触れるドリーミーな世界観を構築しています。
アルバム総評
『More』という言葉には、現状に満足せず、より高みを目指す彼らのアーティストとしての誠実さが凝縮されています。本作は、インディー・ポップの心地よさを維持しながらも、ロックが持つ本来の「ヒリつくような緊張感」を完璧に取り戻しました。Wallowsが単なるブームの一翼ではなく、時代の精神をリードする本物のバンドであることを決定づける、至高の傑作です。



