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完璧なポップスの魔法!ワム!の『Make It Big』が世界を鮮やかに塗り替えた瞬間

Pop Pop/Soul/Jazz
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Wham!/Make It Big

1980年代のポップ・ミュージックを語る上で、1984年にリリースされたWham!の2ndアルバム『Make It Big』を避けて通ることはできません。ジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリーの二人が、文字通り「ビッグ」になることを宣言し、それを現実のものとした歴史的な一冊です。全米・全英の両チャートで1位を記録した本作は、単なるアイドルのアルバムという枠を飛び越え、緻密なセルフプロデュースと類まれなるソングライティング能力が結実した、ポップ・ミュージックの教科書とも言える完成度を誇っています。

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ジャンルと音楽性

本作の核となるジャンルは「ブルー・アイド・ソウル」と「ダンス・ポップ」の融合です。ジョージ・マイケルが傾倒していたモータウン・サウンドやR&Bの要素を、80年代特有のきらびやかなプロダクションでコーティングしています。ホーン・セクションの華やかな響き、躍動感あふれるベースライン、そして若々しくも卓越したコントロールを見せるジョージのボーカルが、アルバム全体に圧倒的なポジティブさと解放感を与えています。

Wham!/Make It Big

おすすめのトラック

  • 「Wake Me Up Before You Go-Go」 50年代や60年代のモータウン・スピリットを現代(当時)に蘇らせた、世界的な大ヒット曲です。指パッチンから始まる軽快なリズムと、一度聴いたら忘れられないキャッチーなサビは、聴く人すべてを幸福なエネルギーで満たしてくれます。
  • 「Everything She Wants」 ジョージ・マイケルの天才的なリズム感とアレンジ能力が光る、ファンキーでダークなダンス・チューンです。ポップな外面を持ちながらも、歌詞では都会的な生活の重圧や人間関係の苦悩を描いており、彼のアーティストとしての深みが現れ始めた重要な一曲です。
  • 「Careless Whisper」 サックスのあまりにも有名なイントロで始まる、永遠のバラードです。ジョージがわずか10代で書き上げたとは思えないほど成熟したメロディと切ない情景描写は、アイドル・ポップスの域を超えた普遍的なスタンダード・ナンバーとしての地位を確立しています。
  • 「Freedom」 モータウン風のビートに乗せて、自由を求める心を軽快に歌い上げるアンセムです。力強いブラス・セクションとゴスペル調のコーラスが重なり合う壮大なサウンドは、まさに「Make It Big」というアルバムタイトルを象徴するようなスケール感を持っています。

アルバム総評

『Make It Big』は、80年代という時代が持っていた楽観主義と、ジョージ・マイケルという一人の天才が抱いた野心が見事に合致して生まれた奇跡のようなアルバムです。どの曲を切り取ってもシングル・カット可能なクオリティを持ちながら、アルバム一枚を通して聴いた時の高揚感は格別です。若さゆえの輝きと、プロフェッショナルな職人技が同居するこの作品は、発表から数十年が経過した現在でも、色あせるどころかポップ・ミュージックの金字塔として燦然と輝き続けています。

🎵Everything She Wants

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