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ヴェニス・ビーチの血脈、スラッシュの閃光!テイク・オフェンスがアルバム『T.O.tality』で叩きつけたのは、過去を凌駕し、現在を切り裂き、未来のスタンダードを定義するクロスオーバー・ハードコアの完成形がここにある

Heavy metal・Hard Rock Heavy metal/Hard Rock
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カリフォルニア州チュラビスタ出身のハードコア・バンド、Take Offense(テイク・オフェンス)が2024年に放った最新作『T.O.tality』は、彼らのキャリア史上最も洗練され、かつ最もアグレッシブな傑作です。長年、西海岸のスケート・ハードコアと80年代のスラッシュ・メタルを独自のセンスで融合させてきた彼らですが、本作ではその「クロスオーバー」の精度が極限まで高められています。ベテランの風格と、結成当時から変わらぬストリートの緊張感が同居する、まさに彼らの集大成と呼ぶにふさわしい一枚です。

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Amazon.co.jp: T.O.tality : Take Offense: デジタルミュージック
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ジャンルと音楽性

本作の核となるジャンルは「クロスオーバー・ハードコア」です。Suicidal Tendenciesに代表されるヴェニス・スタイルのハードコアをベースに、MetallicaやAnthraxといったスラッシュ・メタルのテクニカルなギターワークを惜しみなく注入しています。 音楽的な特徴は、とにかく「リフのキレ」と「グルーヴのうねり」にあります。単に速いだけでなく、思わず体が揺れるミドルテンポの落とし込み(ブレイクダウン)や、メロディアスでありながらもエッジの効いたギターソロが随所に散りばめられています。ボーカルのアンソニーによる力強いシャウトは、都会的な焦燥感を演出し、聴き手を一瞬たりとも飽きさせません。

おすすめのトラック

  • 「Greetings From Below」 アルバムの幕開けを飾る、奈落から突き上げてくるようなエネルギーに満ちた一曲です。爆発的なスピード感と、計算し尽くされたリフの応酬が、一瞬で聴き手のボルテージを最高潮まで引き上げます。
  • 「S.W.O.」 重厚なミドルテンポから始まり、徐々に激しさを増していく構成が秀逸な楽曲です。ライブでのモッシュピットを容易に想像させる、強力なリズム隊のコンビネーションが堪能できます。
  • 「T.O.tality」 アルバムタイトルを冠したこの曲は、バンドの現在の姿を最も象徴しています。スラッシュ・メタルの様式美を感じさせるギターソロと、ハードコア特有のダイナミズムが見事に一体化しています。
  • 「Assassination」 攻撃的なリフが終始耳を突き抜ける、極めてアグレッシブなトラックです。短くタイトにまとめられた構成の中に、彼らの演奏技術の高さが凝縮されており、中盤の展開は圧巻の一言です。
  • 「If I’m Damned, So Be It」 「たとえ地獄に落ちようとも」という覚悟を感じさせる、壮絶な説得力を持った楽曲です。ただ激しいだけでなく、ドラマチックなギターの旋律とハードコアの衝動が交錯する、本作のハイライトの一つと言えます。

アルバム総評

『T.O.tality』は、Take Offenseというバンドが持つポテンシャルが、完璧な形でパッケージングされたアルバムです。懐古主義に陥ることなく、80年代のクロスオーバー・サウンドを現代の感性で見事に再定義しています。ハードコア・ファンはもちろん、メタラーやスケーター、さらには純粋にテクニカルなギター・ミュージックを愛する人々にとっても、避けては通れない重要作と言えるでしょう。「これこそがTake Offenseだ」という自信に満ち溢れた、2020年代を代表するクロスオーバーの名盤です。

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