スポンサーリンク
スポンサーリンク

ガレージの衝動を超え、サイケデリックな迷宮へ!ケージ・ジ・エレファントが『Melophobia』で見せたのは、既存の枠組みを破壊し、純粋な創造性を研ぎ澄ませた、剥き出しのロックンロールの進化形である

alternative Rock/Alternative
スポンサーリンク

Cage the Elephant『Melophobia』

2013年にリリースされたCage the Elephant(ケイジ・ザ・エレファント)のサード・アルバム『Melophobia(メロフォビア)』。タイトルは「音楽嫌い」を意味しますが、これは「特定のスタイルや期待に囚われることへの拒絶」を象徴しています。前2作で見せた荒々しいガレージ・ロックの熱量を保ちつつ、より実験的で、サイケデリックかつメロディアスなアプローチへと舵を切った本作は、彼らが単なる「勢いのあるバンド」から「真のアーティスト」へと脱皮したことを決定づけた、キャリア史上最重要の一枚です。

⬇️アマゾンミュージックで『Melophobia』をチェック⬇️

https://amzn.to/46nLB8Q
スポンサーリンク
スポンサーリンク
  

ジャンルと音楽性

本作の音楽性は、ガレージ・ロック・リバイバルをベースに、60年代後半のサイケデリア、パンク、そしてインディー・フォークをミックスしたような、多層的な響きを持っています。プロデューサーのジェイ・ジョイスと共に作り上げたサウンドは、ザラついた質感のギターと、ボーカルのマット・シュルツの予測不能で表現力豊かな歌唱が特徴です。キャッチーなフックを随所に散りばめながらも、ホーンセクションの導入や大胆な静と動のコントラストなど、音楽的な冒険心が随所に光る「モダン・サイケ・ロック」の傑作と言えます。

おすすめのトラック

  • 「Come a Little Closer」 アルバムの幕開けを飾る、静謐なギターから爆発的なサビへと繋がるアンセム。 マットの囁くようなボーカルと、サビで一気に開放されるサウンドの対比が完璧です。彼らが持つ「ポップ・センス」と「狂気」が最高純度で融合しています。
  • 「Cigarette Daydreams」 アルバムの最後を締めくくる、ノスタルジックなアコースティック・ナンバー。 切ないメロディと、過ぎ去った日々を惜しむような歌詞が、聴く者の心を強く締め付けます。バンドの繊細な一面が凝縮された、現代ロック屈指の名曲です。
  • 「Spiderhead」 ガレージ・ロックらしい疾走感と、中毒性のあるギターリフが炸裂する一曲。 カオスな展開の中に、思わず口ずさんでしまうようなキャッチーなメロディが組み込まれており、ライブでも圧倒的な盛り上がりを見せるトラックです。
  • 「It’s Just Forever (feat. Alison Mosshart)」 The Killsのアリソン・モシャートをゲストに迎えた、狂気的なデュエット。 パンキッシュで攻撃的なリズムと、二人の叫ぶような掛け合いが、愛の執着を不気味かつクールに描き出しています。アルバムの中でも特にエッジの効いた楽曲です。
  • 「Teeth」 バンドの実験精神と破壊的なエネルギーが爆発するサイケ・パンク・ナンバー。 強烈なホーン・セクションと激しいビート、そしてマットの咆哮に近いボーカルが交錯します。曲の終盤に向けたカオスな盛り上がりは、まさに本作のハイライトの一つです。

アルバム総評

『Melophobia』は、Cage the Elephantが自分たちの「音楽的な恐怖(縛り)」を克服し、自由を手に入れた瞬間の記録です。荒々しさと洗練、狂気と美しさが共存しており、全編を通してリスナーを飽きさせないスリリングな展開が続きます。90年代以降のオルタナティヴ・ロックを継承しつつ、独自の色彩で塗り替えたこのアルバムは、10年以上経った今でも全く色褪せることがありません。ロックが好きなら、必ず一度は通るべきマスターピースです。

タイトルとURLをコピーしました