Rock/Alternative

アナベラのエネルギッシュな歌声が躍動する、バウ・ワウ・ワウのすべてが詰まった決定盤『Love, Peace & Harmony: The Best of Bow Wow Wow』は、80年代ポストパンク×ニューウェーブを余すことなく堪能できるベスト・コレクション

80年代ポストパンク・シーンを軽やかに駆け抜けた、バンドBow Wow Wow。彼らの代表曲を網羅したベストアルバム『Love, Peace & Harmony: The Best of Bow Wow Wow』は、時代を彩ったアフロビート調のドラム、バーミーズ風ギターリフ、そしてアナベラ・ルウィンの奔放でキュートなヴォーカルが炸裂する一枚だ。単なる懐古にとどまらず、今なお色あせない瑞々しいエネルギーが詰まっている。
Pop/Soul/Jazz

煌びやかな80年代のポップス黄金時代を凝縮!ロビー・ネビルのデビュー作『Robbie Nevil』は、都会的なグルーヴ、そして時代を超えて踊りたくなるファンキーなビートで、今なお色褪せない名盤

1986年にリリースされたRobbie Nevilのセルフタイトル・アルバム『Robbie Nevil』は、ポップスとR&B、そして当時の最新ダンスビートを融合させた都会的な洗練が光る一枚。デビュー作にして全米ヒットを記録し、80年代ポップシーンに鮮やかに登場した本作は、時代の空気を捉えつつ、今なお耳に心地よいグルーヴを届けてくれるアルバムである。
Punk/SkaPunk/Garage

アメリカ中西部から生まれたサイケ前夜の輝き!60年代フォーク・ロックとガレージの熱が交差する、ザ・ブルー・シングスの幻の名盤『The Blue Things (Expanded)』が拡張版で復活

1960年代中西部の米国ロック・シーンの秘宝――The Blue Thingsの唯一のアルバム『The Blue Things (Expanded)』は、フォークロックとガレージのはざまで輝いたサイケの原石。カンザス出身という地理的制約を超えて、彼らは時代の空気を取り込みながら、しなやかなメロディと鋭い社会性を両立した。今回のエクスパンデッド版では、シングルB面や未発表曲も加わり、その全貌がようやく明らかに。
Reggae/Ska

90年代ダンスホールの混沌と激情が甦る!スケア・デム・クルーの『Scared From The Crypt』が放つ、鋭利で獰猛なリリックと重低音の嵐!真のジャマイカン・ストリート・ヴァイブがここにある

ジャマイカのヒップホップ的ダンスホール集団、Scare Dem Crewが1998年に放った『Scared From The Crypt』は、グループとしての結束と個々のパフォーマンス力を前面に押し出した、まさに90年代ダンスホール黄金期の集大成ともいえる一作。Bounty Killerとの結びつきや、Mad CobraやBeenie Manといった時代を彩った面々との共演がその熱をさらに加速させる。タイトルの「Crypt(地下墓地)」が象徴するように、彼らのサウンドは暗黒のテンションとストリートの荒々しさを併せ持ち、聴く者を圧倒する。
House/Electronic

グラス・アニマルズの『Dreamland (+ Bonus Levels)』は、90年代的ノスタルジーと現代的エレクトロ・サウンドが織りなす、記憶と感情の迷宮を彷徨うサウンド・ジャーニー!ボーナストラックで深みを増した、ドリームポップの決定盤

心の奥深くを旅するようなサウンドと、90年代の記憶を散りばめたリリック。Glass Animals の『Dreamland (+ Bonus Levels)』は、エレクトロ・ポップの領域を広げながら、ノスタルジーと現代性を見事に融合させたコンセプチュアルな作品だ。ボーナストラックを含むこのエディションは、原盤の魅力をさらに押し広げる、まさに"レベルアップ"した一枚といえる。
Reggae/Ska

「Ska Jam: The Rude Boy Mixtape」は、ジャマイカの裏通りからUKの地下シーンまで、時代と国境を越えて鳴り響くルードボーイたちの反骨のビートを詰め込んだ、スカの魅力が凝縮されたコンピレーションアルバム

スカ、ロックステディ、そして初期レゲエの精神を現代に蘇らせたコンピレーション、それが『Ska Jam: The Rude Boy Mixtape』だ。60年代のルードボーイ文化を軸に、オーセンティック・スカから2トーン、さらには現行スカ・リバイバルまで、多様なスタイルを網羅する本作は、スカ初心者にも往年のファンにも刺さるセレクションとなっている。ジャンル横断的でありながらも一貫したルードなエネルギーが全編を貫いており、スカという音楽の強度と広がりを改めて体感できる1枚だ。
Rockabilly/Psychobilly

ロカビリーの跳ねるビートにパンクの凶暴性、そこへサイコホラーな世界観をまぶしたトールボーイズの『Funtime』。カルト的サウンドが暴れまわるこの一枚は、サイコビリーの本質を体現した異端の名盤だ

ガレージパンク、ロカビリー、ホラーのエッセンスが火花を散らすように混ざり合い、聴く者を暗黒サーカスのような世界へ引き込む本作。派手な技巧ではなく、突き刺すような衝動と不穏なエネルギーこそがこのアルバムの真髄だ。The DamnedやThe Meteorsを追っていた耳にも、思わずうなる“汚れた快楽”がここにある。
Rock/Alternative

ニュー・ラディカルス唯一のアルバム『Maybe You’ve Been Brainwashed Too』。鮮烈なメロディとメッセージが交差するこの一枚は、90年代ポップロックの中で異彩を放つ、時代を超えて再評価されるべき傑作だ!

New Radicalsが1998年に放った唯一のフルアルバム『Maybe You've Been Brainwashed Too』は、ポップとロック、そしてちょっぴりの皮肉を詰め込んだジャンキーな名盤だ。一発屋として語られることも多い彼らだが、その内包するメッセージ性とジャンルを横断するセンスは、今聴き直しても驚くほど鋭い。
House/Electronic

クラストの『Irrational Numbers, Vol. 4』は、ドラムンベースの再構築を試みる実験的かつ哲学的サウンドスケープ!反復と沈黙、低音と抽象が交錯するその音世界は、クラブミュージックの未来を静かに、しかし確かに指し示している

伝説的プロデューサーKrustが長年の進化と探求を経て放つ、音の深層を突き詰めた野心作『Irrational Numbers, Vol. 4』。クラブ・ミュージックの枠を越え、哲学的とも言える構築美を携えたこのアルバムは、リスナーに「音を聴く」という体験そのものを再定義させる。ドラムンベースの既成概念に挑みながら、未知への扉を開くスピリチュアルでサイケデリックな旅へようこそ。
Reggae/Ska

ジグジー・キングの『Have to Get You』は、荒削りでストリート感溢れるダンスホール・スタイルに、恋と情熱を注ぎ込んだ90年代ジャマイカン・グルーヴの濃縮盤!聴くたびに心と体を揺さぶる、ダンスホール黄金期の真髄がここにある

ラフでグルーヴィ、そしてどこか艶やか。Jigsy King『Have to Get You』は、90年代のダンスホール・レゲエの魅力を凝縮したような一枚だ。鋭く突き刺さるディージェイ・スタイルに、濃密なベースラインとリズムセクション。現場で鍛えられた男の声が、恋とストリートの物語を情熱的に紡ぎ出す。パワフルかつセクシーなこのアルバムは、ダンスホール黄金期を鮮やかに想起させてくれる。