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トーキング・ヘッズの『Little Creatures』は、ポップに昇華された知的なロックの極致!デヴィッド・バーンが描くシュールな景色が、4人の完璧なアンサンブルに乗って、あなたの日常を色鮮やかなアートへと塗り替えていく

Pop Pop/Soul/Jazz
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1985年にリリースされた『Little Creatures』は、ニューヨークのインテリジェンスなロックバンド、Talking Heads(トーキング・ヘッズ)の通算6枚目となるスタジオ・アルバムです。前作までのアフリカン・ビートや複雑なポリリズムを駆使した実験的なファンク路線から一転し、本作ではデヴィッド・バーンによるソングライティングの骨格が際立つ、極めてシンプルでストレートなポップ・ソングへと舵を切りました。全米チャートでも上位に食い込み、バンドにとって最も商業的に成功した作品の一つとして知られています。

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ジャンルと音楽性

本作の音楽性は、一言で言えば「アメリカン・ポップ・ロック」ですが、そこにはカントリーやゴスペル、さらにはR&Bの要素が巧みに織り込まれています。プロデューサーを立てずセルフ・プロデュースで制作されたことにより、初期のポスト・パンク的な硬質さと、中期のアート・ロック的な知性が、親しみやすいメロディの中で完璧に融合しました。これまでのアヴァンギャルドな装飾を削ぎ落とし、4人のメンバーによるタイトなアンサンブルに焦点を当てたことで、温かみのある人間味あふれるサウンドが生まれています。

おすすめのトラック

  • 「And She Was」 冒頭を飾るこの曲は、浮遊感のあるメロディと軽快なギターリフが印象的なポップ・ナンバーです。現実離れした光景を歌うデヴィッド・バーンのボーカルが、日常の裏側にある不思議な高揚感を鮮やかに描き出しています。
  • 「Give Me Back My Name」 アルバムの中でも特にメロディアスで、内省的な雰囲気を持つ一曲です。透明感のあるサウンド・プロダクションが美しく、バンドの音楽的な成熟と表現力の深さを感じさせる隠れた名曲と言えます。
  • 「The Lady Don’t Mind」 ポリリズミックな要素を微かに残しつつも、洗練された都会的なセンスでまとめ上げられたトラックです。抑制の効いたグルーヴと、クールなボーカルの掛け合いが、大人の余裕を感じさせる仕上がりになっています。
  • 「Road to Nowhere」 マーチング・バンドのようなリズムとゴスペル調のコーラスが特徴的な、アルバムのハイライトを飾る楽曲です。「どこへも向かわない道」を歌いながらも、そのサウンドは不思議とポジティブで、彼らの新境地を象徴しています。
  • 「Stay Up Late」 赤ん坊を寝かせないように悪戯する様子を歌った、ユーモアに満ちたナンバーです。クリス・フランツとティナ・ウェイマスのリズム隊による弾むようなビートが心地よく、バンドの持つチャーミングな側面が全開になっています。

アルバム総評

『Little Creatures』は、Talking Headsが「難解なアート・バンド」という枠を飛び越え、普遍的な魅力を持つポップ・アイコンへと進化したことを証明した傑作です。エキセントリックな実験精神はそのままに、それを誰もが口ずさめるメロディに落とし込む手腕は実に見事です。リリースから数十年が経過した今聴いても、その瑞々しさと洗練されたアレンジは一切色褪せていません。彼らのキャリアを知る上でも、そして純粋に上質なポップ・アルバムを求めている方にとって、決して外すことのできない一枚です。

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