Punk/SkaPunk/Garage

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ノーエフエックスの『Coaster』は、笑いと皮肉と自己嫌悪がごちゃ混ぜになった28分間のカタルシス!中年の迷い、社会への苛立ち、そしてパンクロックへの忠誠が詰め込まれた、誰にも媚びない本音全開アルバム!

2009年にリリースされたNOFXのスタジオアルバム『Coaster』は、バンドにとって通算11作目となる作品であり、これまでの毒舌、皮肉、社会批評、そしてキャッチーなメロディーの全てが詰まった一枚だ。30年近いキャリアを誇る彼らが、年齢や時代に迎合せずに、むしろその"老い"すら笑い飛ばすような態度で創り上げたこのアルバムは、ファンにとっては安心感と、ある種の進化を同時に感じさせる。
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ザ・ミルクシェイクスの『In Germany』は、60年代のブリティッシュ・ビートとガレージパンクが、汗と煙と歓声にまみれて蘇る一夜の記録!荒削りな演奏、ラフな音像、ロックンロールの衝動を現代に叩きつける!

The Milkshakesの『In Germany』は、1983年にドイツ限定でリリースされたライブ・アルバムであり、ガレージ・ロック再興の火付け役となったバンドの熱量をそのまま閉じ込めた希少な一枚だ。Billy Childishを中心に、1960年代のブリティッシュ・ビートやアメリカン・ロカビリーに強く影響を受けたサウンドを鳴らすThe Milkshakesは、当時のポスト・パンクやニュー・ウェーブ全盛の中において異彩を放っていた。このアルバムは、彼らがヨーロッパのライブハウスで巻き起こした“本物のロックンロール”の瞬間を追体験できる、マニア垂涎の記録である。
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70年代のパンク魂が現代に蘇る。M.U.T.T.の『Bad to the Bone』は、グラムロックの妖しさとガレージパンクの荒々しさを詰め込んだ、骨の髄までロックンロールな一枚!

鋭利なギター、爆発的なエネルギー、そして反骨精神に満ちた歌詞で聴く者を挑発するサンフランシスコ発のパンクバンド、M.U.T.T.。2022年にリリースされたフルアルバム『Bad to the Bone』は、70年代末のロウで荒々しいパンク・ロックの精神を21世紀に甦らせた一枚だ。グラマラスなロックンロールとガレージ・パンクの間を駆け抜けるようなスピード感と、どこか退廃的でキャッチーな旋律が交錯するこのアルバムは、ノスタルジックでありながらも鮮烈に現代的。まさに「骨の髄まで悪い」、そのタイトルに偽りなしのロックンロール・カタルシスである。
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暴力的で誤解されがちな表層の奥にこそ宿る、リアルで純粋なストリートの真実!ザ・ラストリゾートが1982年に遺した『A Way of Life: Skinhead Anthems』は、スキンヘッド=反抗という図式を超え、社会の底辺で生き抜く者たちの“存在証明”となった

1982年にリリースされたThe Last Resortの『A Way of Life: Skinhead Anthems』は、Oi!パンクというジャンルを象徴するアルバムとして、今もなお多くのストリート・ミュージック愛好家に支持され続けている。この作品は、単なる音楽の枠を超え、当時のイギリス社会における若者たちの怒り、葛藤、そしてアイデンティティの象徴でもある。暴力的でありながら誠実。粗野であるがゆえにリアル。それがこのアルバムの最大の魅力である。
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グリーン・デイの『Dookie』は、90年代のフラストレーション、若さゆえの衝動、そしてどうしようもない孤独や混乱を、すべて3コードに詰め込んだリアルな青春の記録

アメリカ西海岸のパンク・シーンから飛び出し、世界中の若者たちの心を一気に掴んだGreen Day。1994年にリリースされたメジャー初のフルアルバム『Dookie』は、彼らの代名詞とも言える疾走感と等身大の怒り、そしてポップなメロディを融合させた歴史的名作です。商業的成功とパンク精神の両立を体現し、90年代以降のパンク・ロックに与えた影響は計り知れません。
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社会への鋭い眼差しとジャンルを超えたサウンドが交錯する!ザ・クラッシュの『Combat Rock』は、パンクの枠を打ち破り、混沌の80年代を鮮やかに切り取った“知性と衝動”のマスターピース

1982年にリリースされたThe Clashの『Combat Rock』は、彼らのキャリアの中でも最も多面的で象徴的なアルバムの一つだ。パンクという出自を保ちながら、ポップ、ファンク、ダブ、ヒップホップなど多彩なジャンルを横断するサウンドは、当時の音楽シーンにおいて異彩を放ち、同時にバンド内の緊張もピークに達した作品でもある。本作は、彼らが初めて本格的な商業的成功を収めたアルバムであり、同時にオリジナルメンバーによる最後の作品として、The Clashの“終わりの始まり”を象徴している。
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バッド・レリジョンの『No Control』は、80年代末の混沌としたアメリカ社会に対する鋭い批判と、破滅寸前の倫理観に対する静かな怒りを、メロディック・パンクという音像で最大限に叫んだ傑作

アメリカ西海岸を代表するパンク・バンド、Bad Religionが1989年に放った名盤『No Control』。高速で突き進むサウンド、鋭い社会批評、そして知的なリリックで、メロディック・ハードコアというジャンルの礎を築いた作品だ。全26分という短さの中に、怒り、疑問、哲学、そして希望が詰め込まれている。今なお色あせない衝撃とメッセージ性を持つこのアルバムは、パンクの名盤として語り継がれている。
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ブラック・アイド・バーミリオンが奏でるのは、堕天使の祈りにも似たブルースパンクの福音!『Hymns for Heretics』は、聴く者の心を焼き尽くすようなエモーションが鳴り響く、荒野のロマンと破滅の詩

アメリカ南部の埃っぽい空気と闇をまとった音が炸裂する、Black Eyed Vermillionの『Hymns for Heretics』は、ただのロックでもカントリーでもない。アウトロー精神と哀愁、そして火薬の匂いが染み付いたブルースパンクの傑作だ。フロントマン、ゲイリー・リン・フロイドの荒削りな歌声が魂に火を点け、破壊的なビートと共に駆け抜けるこの一枚は、信仰と背徳のはざまで叫ぶような“異端者の讃美歌”だ。
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アメリカ中西部から生まれたサイケ前夜の輝き!60年代フォーク・ロックとガレージの熱が交差する、ザ・ブルー・シングスの幻の名盤『The Blue Things (Expanded)』が拡張版で復活

1960年代中西部の米国ロック・シーンの秘宝――The Blue Thingsの唯一のアルバム『The Blue Things (Expanded)』は、フォークロックとガレージのはざまで輝いたサイケの原石。カンザス出身という地理的制約を超えて、彼らは時代の空気を取り込みながら、しなやかなメロディと鋭い社会性を両立した。今回のエクスパンデッド版では、シングルB面や未発表曲も加わり、その全貌がようやく明らかに。
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90年代後半のアンダーグラウンドを駆け抜けたドワーヴスが放つ、反骨と退廃のロックンロール美学!『The Dwarves Are Young and Good Looking』は、聴く者を振り回しながらもどこか愛さずにいられない、最高にいかれた名盤だ

タイトルからしてすでに挑発的だが、中身はもっと過激だ。Dwarvesの1997年作『The Dwarves Are Young and Good Looking』は、混沌、皮肉、暴力、そして圧倒的なキャッチーさが一体となった、パンクの暴走美学の結晶。過去の極端な暴走ぶりから一歩引き、より洗練されたアプローチを見せつつも、その牙は決して抜かれていない。バンドがカルト的存在から“伝説”へと進化した、決定的な一枚だ。