Punk/SkaPunk/Garage

スカとパンクの爆発的エナジー!The Mighty Mighty Bosstonesが放つ、豪快でパーティー感満載の『Don’t Know How to Party』で、熱狂の渦に飛び込め

1993年にリリースされたマイティ・マイティ・ボストーンズのメジャー2作目『Don't Know How to Party』は、彼らの音楽性がより広範囲に展開され、スカパンクの枠を超えてハードコア・パンクやメタルの要素を強く押し出したアルバムです。インディーズ時代から培った荒々しくもキャッチーなサウンドが、メジャーレーベルならではの洗練されたプロダクションと融合し、バンドの個性を際立たせています。
Rock/Alternative

Marty Balinが放つ洗練されたメロディと心に響く歌詞、情熱的なボーカルが織りなす『Balin』は、80年代のAORの魅力をじっくりと楽しめる一枚

マーティ・バリンの1981年のアルバム『Balin』は、彼のソロキャリアを象徴する作品のひとつであり、ジェファーソン・エアプレインおよびジェファーソン・スターシップで培った音楽的感性が、洗練されたAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)のスタイルに昇華された一枚です。甘美なメロディと情熱的なボーカルが際立ち、彼のロマンティックな側面が存分に発揮されています。
Pop/Soul/Jazz

80年代の輝きを詰め込み、ポップとR&Bの完璧な融合!The Pointer Sistersが放つダンスフロアの魔法、『Break Out』で心躍るリズムを体感せよ

1983年にリリースされたポインター・シスターズの『Break Out』は、彼女たちのキャリアの中でも最も成功したアルバムの一つであり、80年代のポップ/R&Bシーンを代表する作品として今もなお愛され続けています。このアルバムは、ダンス、ポップ、R&Bの要素を絶妙に融合させたサウンドが特徴で、シンセサイザーや電子ドラムを駆使したプロダクションが時代を象徴しています。また、エネルギッシュなボーカルとキャッチーなメロディーが満載で、聴く者を一瞬でポジティブなムードに引き込む魅力を持っています。
Pop/Soul/Jazz

タータンチェックの旋風が巻き起こす、70年代青春ポップの決定盤!Bay City Rollersが贈る、甘酸っぱくもエネルギッシュなサウンドが詰まった『Rollin’』

ベイ・シティ・ローラーズの1974年のアルバム『Rollin'』は、彼らのキャリアを決定づけた作品であり、ティーンポップの歴史に燦然と輝く一枚です。イギリス発のバンドながら、アメリカを含む世界中で「Rollermania」と呼ばれる社会現象を巻き起こしたこのアルバムは、キャッチーなメロディ、爽やかで甘いヴォーカル、そしてシンプルながら力強い演奏で構成されています。
Pop/Soul/Jazz

ニューヨーク・パンクの旗手Blondieが、ジャンルの垣根を越えて音楽の冒険へ!『Autoamerican』は、時代を超えて愛される独自のサウンドを獲得した必聴の一枚

1980年にリリースされたブロンディの『Autoamerican』は、バンドにとって大きな転換点となるアルバムだ。それまでのニュー・ウェーブやパンクの枠を超え、ジャズ、レゲエ、ディスコ、ラウンジ・ミュージック、シンフォニック・ポップなど、多様なスタイルを取り入れた意欲作である。『Parallel Lines』(1978年)や『Eat to the Beat』(1979年)で確立したキャッチーでポップなサウンドから一歩踏み出し、より実験的でアーティスティックな方向へと舵を切った作品だ。
Rock/Alternative

時代を超えて進化し続けるPrimal Screamが放つ『Come Ahead』は、新たなロックンロールの旅!内省と社会的メッセージが交差する、魂を揺さぶる最新作

プライマル・スクリームの12作目となるアルバム『Come Ahead』は、彼らの長いキャリアにおいて新たな章を刻む作品だ。フロントマンのボビー・ギレスピーの自伝『Tenement Kid』からインスピレーションを得ており、彼の個人的な経験や社会的メッセージが色濃く反映されている。プロデューサーにはデヴィッド・ホルムスを迎え、バンドの持つファンキーでサイケデリックな要素と、伝統的なロックンロールのスタイルを巧みに融合させている。
Rock/Alternative

Blurが90年代の音楽シーンを大胆に塗り替えた、挑戦と革新に満ちたセルフタイトル・アルバム『Blur』。ブリットポップのアイコンからオルタナティブロックの先駆者へ

1997年にリリースされたブラーのセルフタイトル・アルバム『Blur』は、それまでのブリットポップの枠を超え、オルタナティブ・ロックへと踏み出した重要な作品だ。前作『The Great Escape』(1995年)までの洗練されたメロディと皮肉の効いた歌詞とは異なり、このアルバムではより荒削りで実験的なサウンドが展開される。ブリットポップ・ムーブメントが終焉へ向かう中で、Blurが自らの音楽性を大胆に変化させた、まさにターニングポイントとなる作品と言える。
Rock/Alternative

喪失の痛みを乗り越え、音楽で再生するFoo Fightersの『But Here We Are』は魂の叫び。激情と静寂が交差する、最もパーソナルでエモーショナルなロックアルバム

フー・ファイターズの11枚目のスタジオ・アルバム『But Here We Are』は、バンドにとって極めて個人的かつ感情的な作品となった。2022年、長年のドラマーでありバンドの要でもあったテイラー・ホーキンスを突然失った彼らは、その喪失と向き合いながら音楽を作り続けた。本作は、そんな彼らの悲しみ、怒り、そして前へ進もうとする決意が詰まった一枚だ。
Pop/Soul/Jazz

ニュー・ウェーブとヒップホップを融合させた革新的なデビュー作『Einzelhaft』。Falcoが放つ鋭いリリックとクールなビートが、80年代の都会の夜を彩る

オーストリア出身のアーティスト、ファルコ(Falco)が1982年に発表したデビューアルバム『Einzelhaft』は、ニュー・ウェーブとエレクトロ・ポップ、さらにはヒップホップの要素を融合させた先駆的な作品だ。このアルバムは、のちに世界的な大ヒットとなる「Rock Me Amadeus」を生み出したファルコの音楽的ルーツを知るうえで欠かせない一枚であり、彼の独自性と鋭い感性が詰まっている。
Rock/Alternative

煌びやかなグラムロックの美学と、卓越したギターワークが織りなすBe-Bop Deluxeのデビュー作『Axe Victim』。70年代のグラムロック・シーンに新たな風を吹き込んだ、洗練されたロックの魅力を堪能せよ

ビー・バップ・デラックスの1974年のデビューアルバム『Axe Victim』は、グラムロックの煌びやかさとプログレッシブ・ロックの技巧を融合させた独創的な作品です。バンドの中心人物であるビル・ネルソン(Bill Nelson)は、ギタリスト、ソングライター、ボーカリストとして圧倒的な才能を発揮し、このアルバムを単なるグラム・ロックの一枚に終わらせず、後の作品に繋がる豊かな音楽性の土台を築きました。